中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

球宴初戦はマエケン先発 原監督明言 1番は坂本

2010年7月6日 紙面から

 プロ野球の「マツダオールスターゲーム2010」運営委員会は5日、監督推薦で出場するセ・パ両リーグの22人(セ13人、パ9人)を発表した。監督推薦での初選出はリーグトップの11勝を挙げている東野(巨人)や、浅尾(中日)、川岸(楽天)ら8人。これで、ファン投票と選手間投票を合わせて両リーグ各28人が決定。球団別では巨人の9人が最多で、続くのが中日の7人。最少は横浜の1人。14日に60回大会を記念した特別枠の「最後の一人」が発表される。セは原(巨人)、パは梨田(日本ハム)の両監督が指揮を執り、第1戦は23日にヤフードーム、第2戦は24日にハードオフ新潟で行われる。

 自信を持って送り出せる高卒4年目の同級生コンビを軸に、パ・リーグを打ち砕く。3年連続でセ・リーグを率いる巨人・原監督は「1戦目の先発は前田、打線は1番を坂本に任せます」と明言した。広島の前田健と巨人の坂本。人気、実力、スター性。どれを取っても申し分ない2人を、打倒・パのキーマンとして指名した。

 ごく自然な起用ではある。前田健は両リーグ最多得票で初の球宴出場を決めた。防御率1・56はリーグトップ、10勝は同2位。ソフトバンクの川崎らから名指しで「対戦したい」と熱望されるなど、リーグを代表する右腕に急成長を遂げた。

 3年連続3度目の出場となる坂本は、名実ともに切り込み隊長にふさわしい。打率はリーグ7位の3割2分2厘。選手間投票ではその存在感を認められて、両リーグ最多の票を集めた。

 年に一度のお祭りとはいえ、セは是が非でも勝利をつかみたい。今年の交流戦でセはパに59勝81敗4分けと大きく負け越し、パの6球団に上位6位までを独占された。セでトップの巨人でさえ、12勝12敗の5割だった。

 だからこそ、セにも実力者がひしめいているところを見せたい。監督推薦の選手を発表した原監督は「力と若さを加えた部分で、魅力あるオーダーになったのではないか」と胸を張った。昨年は1勝1敗で痛み分け。今年はセの意地にかけて2連勝を狙う。 (永山陽平)

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ