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【大リーグ】

松井 球宴落選のうっぷん晴らし!! 2試合ぶりマルチ安打

2010年7月6日 紙面から

 【アナハイム阿部太郎】球宴落選のうっぷんを晴らすマルチ安打だ。エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は4日(日本時間5日)、ロイヤルズ戦に5番・左翼で出場。2試合ぶりのマルチ安打を放った。6年ぶり3度目の球宴出場はならず、その悔しさを早速試合にぶつけた。

 「(地元の球宴は)チャンスがあればと思っていたけど、前半の成績がすべて。仕方ない」。松井の気持ちの切り替えは早かった。第2打席で中前にはじき返すと、第3打席は右前打。「両方とも甘い球。(右前打は)若干強引でしたけど、強く振れました」。背番号55は満足顔だ。

 7試合ぶり今季13度目の左翼で先発。そしてまた結果を出した。この日の20回目のマルチ安打で、守備に就いたときの打率は4割1分3厘まで上昇。松井は「偶然でしょう(笑)」と話したが、レネキーベンチコーチは「松井はまじめだから、調子が悪いときは守備についた方が、打撃のことばかり考えずにいいのでは」と指摘する。守備が打撃にいいリズムを与えているのは確かだ。

 球宴落選日に意地の2安打。数々の挫折をプラスに換えてきた松井らしい。この悔しさは必ずや後半戦爆発のエネルギーとなる。

◆こちらは出場御礼 ハンター花火2発

 地元開催で唯一、球宴に選ばれたエ軍のトリー・ハンター外野手(34)が“御礼弾”とばかりに大きな花火を2発打ち上げた。3回に先制の13号3ラン、7回に14号2ラン。8回には2点右前適時打で自己最多タイの7打点だ。

 ハンターは「球宴の発表があったから? いや、偶然だよ」と満面の笑み。ただ、チームでただ1人の球宴出場には寂しげで「ウィーバーは出場するに値する選手だし、ケンドリックも松井もそうだ」と話していた。

 

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