5日午前7時ごろ、東京都品川区の警視庁荏原署の保護室で、泥酔状態で保護されていた同区の無職男性(35)が、マットの上にうつぶせ状態で意識を失っているのを、刑事組織犯罪対策課の警部が見つけた。男性は病院に運ばれたが死亡。死因は急性アルコール中毒とみられる。
男性は4日午後11時45分ごろに保護され、署員が5日午前0時から約2時間おきに様子を確認。うめき声を出すなどしていたが、特に異常はなかったという。
荏原署によると、男性は4日夜、交際中の女性と品川区戸越5丁目のバーを訪れ、見知らぬ男性に「どっちが強いかやらないか」と話しかけ、イッキ飲みを繰り返したという。相手の男性が帰った後も1人で飲み続け、女性が110番して保護を依頼。バーの前の路上で寝ていたところを署員に保護された。