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枝野幹事長 のど自慢がのどケアしながら演説

仙台市で街頭演説する民主党の枝野幹事長
仙台市で街頭演説する民主党の枝野幹事長
Photo By 共同

 【党の顔に密着・民主党】参院選(投開票11日)は終盤を迎え、戦いはますます熱を帯びている。昨年の政権交代後、初めての大型国政選挙で、各党の党首や幹部は支持を訴えるために奔走している。そんな「党の顔」の選挙戦に密着。初回は民主党の枝野幸男幹事長(46)。菅新体制で幹事長に就任して1カ月。選挙の陣頭指揮を執りながら、ご当地グルメを楽しみに全国を飛び回っている。

 「枝野幸男、来る!」と書かれたのぼりが立つ街頭には多くの聴衆が集まり、演説が終わると握手攻め。数分でスタッフらに促されて移動の車に飛び乗り、額から流れる汗を顔ふきシートでぬぐう。ペットボトルの水をがぶがぶと飲み、「移動中も電話がバンバンかかってきてそれに追われることも多い。いや〜忙しい」とため息をついた。

 6月7日に幹事長に就任。選挙を仕切る立場として同24日の公示以降、全国を飛び回り、スケジュールはまさに分刻み。取材した日は、千葉県内を午後1〜7時の間に6カ所回り、約30分演説→20〜30分移動→会場に到着するなり車を飛び出し街宣車に上がる――を繰り返し、息つく暇もない。

 中学、高校時代は合唱団で活躍し、趣味はカラオケというだけあり、のどは強く、自身の選挙ではウグイス嬢を使わず自らマイクを握って回るほど。しかし、今回はのどあめやスプレーを常備。「与党の幹事長という立場で期待度や注目度が今までと全然違うので、それだけ1回1回に力が入っちゃう。声をからす心配なんてしたことなかったけど、初めてのどをケアしながら選挙をやっています」と明かした。

 顔や腕は真っ黒に日焼け。長袖シャツを腕まくりするスタイルが定番だ。昨年の衆院選はカジュアル衣料品店の半袖シャツで戦ったが、党のスタッフらから「幹事長はもう少しいいシャツを着て」「半袖はカジュアルすぎる」と指摘され、参院選用に伊勢丹で長袖シャツを7、8枚購入した。

 家で食事をする時間もなく、睡眠時間は平均4〜5時間。3歳の双子の男児のパパで、早朝に起こされることもしばしば。「その時は楽しいけど、後で効いてくるんだよね」と、こぼしながらも顔がほころぶ。夫人は子育てにてんてこ舞いのようで「幹事長になってからはさすがに“なんで子守を手伝わないの”とか言わなくなった。今は無視してくれています」と笑った。

 少しやせた印象だが、体重は「企業秘密」と明かさず。若さが武器で、食事に特に気を配ってはいないが、応援に入る各陣営には地の物をリクエストしている。これまで香川でさぬきうどん、長崎でちゃんぽん、仙台では牛タン弁当などを食べ「幸せでした。今の楽しみは弁当だけ」。ご当地グルメで栄養を取り、残り5日も各地を回る。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年07月06日 ]

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