宮崎県で口てい疫の問題が続いている影響で、夏の全国高校野球宮崎大会は、感染の拡大を防ぐために、すべての試合が野球部員の保護者を除いて観客を球場に入れない無観客試合として行われることになりました。
宮崎県高校野球連盟は、宮崎市で今月4日に口てい疫の疑いがある家畜が新たに確認されたことを受けて、6日、宮崎市で臨時の理事会を開いて大会の運営について話し合いました。その結果、感染拡大を防ぐため、50試合すべてについて、野球部員の保護者を除いて観客を球場に入れない無観客試合として行うことを決めました。宮崎市では、新たに口てい疫が発生しなければ、家畜の移動制限などが今月27日に解除されることになっているため、理事会では27日と翌日に予定されている準決勝と決勝については、今後の状況を見ながら再度検討したいとしています。宮崎県高校野球連盟の猪股整理事長は「観客はいないが、選手たちは悔いを残さないように戦ってほしい」と話していました。これを受けて、宮崎市にある県立佐土原高校の野球部の選手たちは「声援が聞こえないのはさみしいです」とか「口てい疫なのでしかたがありません。そのなかでチームをまとめることが勝利への鍵だと思います」と話していました。