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検察が初の控訴 裁判員裁判で無罪判決
マレーシアから覚せい剤を持ち込んだとして覚せい剤取締法違反などの罪に問われた会社役員・安西喜久夫被告(59)が先月、無罪判決を受けた裁判員裁判で、千葉地検は5日、「事実認定に是認できない点がある」として、東京高裁に控訴した。裁判員裁判で全国初の全面的な無罪判決となったため、検察側が控訴するかどうかが注目されていた。裁判員裁判で検察側が控訴するのは初めて。
一審で無罪判決を言い渡された安西被告は4日、日本テレビの取材に応じ、「隠すことも何もないので、それ(無罪)を主張するだけ。裁判員制度の中で頂いた判決ですので、それを否定された形になるので、残念なこと」と、無罪を訴え続けると話した。
5日の控訴を受けて安西被告は「闘っていくしかない」と話している。
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