小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内で見つかった微粒子について、宇宙航空研究開発機構は5日、岩石試料の収納容器に顕微鏡で見える直径0・01ミリほどの微粒子を2個、容器のカバーには肉眼でも見える同1ミリ程度のちり10個以上があったと発表した。
小惑星「イトカワ」のものか、打ち上げ前の地球の発射場などで紛れ込んだものかを特定するため、今後詳細に分析する。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎宇宙機構教授は「空っぽではなく、小惑星の試料がある可能性が残ったので喜びたい」と話した。
今後、電子顕微鏡の観察などから宇宙由来の物質である可能性が高い微粒子を抽出。早ければ8月、遅くとも10月には、各地の研究者に渡し、さらに詳しい分析をしたいとしている。小惑星の物質と確認で…
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2010/07/05 18:39
【共同通信】
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