【口蹄疫】「やむを得ない決断」、政府新対策で東国原知事

　政府が口蹄疫の発生農場から半径１０キロ圏内でのワクチン接種と全頭処分を決めたのを受け、東国原英夫宮崎県知事は１９日、記者団に「やむを得ない決断。膨大な人員やコストがかかるが（政府に）その覚悟があると認識しているので、政府の英断に従っていきたい」と評価した。

　知事は「健康な家畜まで処分される気持ちを考えると心が痛む」と対象農家を気遣う一方、「日本全体の畜産業に影響を及ぼす問題となっており、ここで拡散をストップするために協力してほしい」と理解を求めた。

　今後の対応については「生活支援や経営再建など十分な補償がなされなければ、農家の理解が得られない。国と少し温度差があり、そこを詰めていきたい」と話した。