朝倉の三連水車通水式
朝倉の三連水車通水式 06/18 11:59

田植えのシーズンを迎え福岡県朝倉市では、水田を潤す夏の風物詩・三連水車がけさから回り始めました。

筑後川から水を引き込む朝倉市の山田井堰ではけさ、神事に続いて水門が開かれ、堀川用水に水が流れ込みました。

およそ15分後、1.5キロ下流にある三連水車にも水が届き、大きいもので直径がおよそ4.8メートルある木製の3つの輪がゆっくりと回り始め、見学に訪れた子供たちから歓声があがりました。

水不足に苦しんでいた筑後川右岸の農地を潤すため、およそ210年前に造られたこの三連水車は、実際に稼働する水車では国内で最も古いとされ、国の史跡に指定されています。

毎秒6トンの水をくみ上げながら力強く回転する姿は「田んぼのSL」とも呼ばれ、夏の風物詩になっていて、コメの収穫を迎える10月まで回り続けます。