7月4日 日曜日 晴れ一時雨
 Windows95の調子が良くない。
 こいつは、アンゴルモワバージョンなのだろうか。  ううううむ。
 先週、BIOSのアップデート、Windows95のアップデート(MicroSoftのHPからTCP/IPのアップデート版など、いくつかの更新ファイルを入手してexeファイルを実行した)、画面のプロパティー変更(1152×862 24ビットフルカラーに変更)など、いくつかの作業をしたが、これがいけなかったというのか?
 ともかく「超速95」「Tclock」「デスクトップカレンダー」など、疑わしいアプリをアンインストールしてみて、再度救済ディスクの作成に挑戦したが、結果は同じ。
 不安だ。
 しかも、席をはずしてサッカー観戦をしたあと、デスクに戻ってみると、フリーズしてやがる。
 例によって
「例外0EがVXD VMM(01)+00005113の0028:c0006113で発生しました……」
 というアレだ。
 もうオレにはわからん。
 ビルよ。
 キミの来世は、あんまり快適じゃないとオレは思うぞ。
 たぶん、キミはクソの中に住む不潔な虫か、寄生虫みたいなものに転生するだろう。
 まあ、今現在だって似たようなものだけどさ。

ball20.gifオリンピック第一次予選日本ラウンド 日本VSフィリピン
 11-0で圧勝。
 結果はどうでもよろしい。
 問題は、小野伸二の負傷だ。
 ひどい。
 あのファールに何のカードも出ないなんて……
 遠藤も壊された。
 フィリピンのファールもひどいが、アジアの審判のレベルも本当にひどい。
 後半の、中村俊輔に対するファールがPKにならないなんて……  こんな一次予選をやる必要があるんだろうか?

 ここまで実力差がはっきりしている一次予選をホーム&アウェイで8試合も戦って、しかも、二次予選は、クジ引きによる神頼みの組み分けアンド一発勝負だ。
 どうかしている。
 一次予選は、シード国を設けるなりして、こういう無意味な対戦を減らさねばならない。そして、最終予選こそホーム&アウェイでしっかり闘うべきだ。
 それから、親善試合はともかく、アジア内での勝負がかかったAマッチでは、くだらん見栄を張るのはやめてヨーロッパから審判を招くべきだ。
 こんな審判のもとで試合をやっている限りマトモなゲームもマトモな育成も期待できない。

 ひどい。
 何度ビデオを見ても、あのファールはどうにもならないほどひどい。
 あるいは、小野クンは靭帯を損傷したかもしれない。
 アントラーズの金古の二の舞でなければいいが。
 いや、単なる内側フクソク靭帯の損傷で済めば良いがグランパスの小倉みたいなことになっていたとしたら……
 もし選手生命にかかわるような怪我だったとしたら、フィリピンには相応の報復をせねばなるまい。
 サッカーで済む話ではない。
 といってもナイキミサイルは届かないし、自衛隊機も飛べないしなあ……。
 所沢の生焼けダイオキシンを民間機で空中散布するってのはどうだ?
 それとも「もんじゅ」の死の灰をDHLで送りつけるか。
 フィリピンパブ焼き討ち? バナナ禁輸?
 うーん。


7月5日 月曜日 曇り
 先週木曜日発売の週刊文春に広末涼子のロングインタビューが載っている。

広末涼子独占告白3時間 早稲田「初登校の夜」「今こそありのままを話します」

 だと。
 なるほどね。 ってわけだ。
 教育学部に通うのにわざわざ正門から入ってくる(そんなヤツいないよ)のをテレビで観た時からおかしいと思ってたけど、これって、結局、ヒロスエによるヒロスエ個人のための一人学歴キャンペーンなんだな。
 インタビューの内容がまたひどい。

「そうですね。いろいろ考えました。極端な考え方もしました。
『じゃあ勉強一本でやってきたヒトは、受験で受かるように点数を取ればいい。スポーツを頑張ってきてそれを認められて入学するヒトだっている。私は、スポーツや勉強と同じようにこの仕事をやってきたワケで、別に遊んできたわけじゃない。だったら、それが評価されて何が悪いの』……と。嫌われるんだったら、嫌われてしまえーッ、みたいな。」


 ん?
 建前論を言わせてもらうなら、大学の入試はあくまでも「学力」を試すことになっているわけです。ですから「勉強とおなじようにこの仕事をやってきた」なんてことを、学力として認めるわけにはいかないんです、普通は。
 家業の豆腐屋を手伝うために、毎朝4時に起きて頑張っている感心な少年がいたとして、ワセダの腐れ教授会は一顧だにしませんよ。
 たとえばの話。「勉強で頑張った」みたいな実績を考慮してもらって、サッカーの日本代表に選抜された選手がいますか?
 いませんよね。
 ともかく基本はそういうことです。
 つまり、努力と報酬の照応関係は、ギブ&テイクの勘定項目別独立採算原則に従っているわけなのだよ、難しく言えば。
 スポーツ入学は、あくまでも特例、というよりも、露骨に言えば大学との「取り引き」です。
 ですから、スポーツの実績で入学した学生は、大学の体育会に所属して部活動に従事することが事実上の義務になっています。
 ま、あんたの場合、取り引きという意味では似たようなものだけど、仮に早稲田大学当局の管轄下にある芸能部(作ればいいんだよ。芸能学部とかを)に移籍してきちんとした所属タレントになれば、形として、よりすっきりするでしょうね。
 ともかく、「仕事」の実績を認めて入学を許すなんてことは、前例もないし、推薦入学の選抜基準にもはいっていません。
 「仕事」の実績が「仕事」の面で評価されることに満足せず、「仕事」での評価が「学歴」の通行手形になるとするあなたの考え方の方の方がどうかしている、と、そういうことです。
 おわかりいただけましたか?

「登校した朝は、全然、平気だったんです。でも授業が終わって移動の時に、たぶん情報がまわったんでしょうね。すっごく学生が増えてたんです。ひとりひとりだったら、きっとそんなに悪いヒトはいないハズなのに、集団になると、動物的なナニかが作用しちゃうんでしょうね。もう、触るわ、引っ張るわ、で。そういう空気感だけで、人間って震えが来るんだって思いました」

 は? 空気感……?
 なんか、腐れ美大生のボキャブラリーみたいに聞こえるなあ。
 で、アレかな?「たぶん情報がまわったんでしょう」って、まわしたのはあんたじゃなかったの?
 「動物的なナニか」ってなに? 何のつもり? じゃあ、あんたはジャングルで猛獣に囲まれてるバンビちゃんか何かなのかな?

「身近なスタッフでも、仕事がメインの人たちの考え方がすっごいイヤになっちゃって。もちろん、私のためにいろいろ言ってくれたり、してくれたりというのはわかっていたんです。でも友達だったら『早稲田みたいに共学で自由な所に、涼子ひとりで行かせるのは怖い』って言ってくれるのに、仕事メインのヒトは『そりゃあ怖いだろう。でも頑張れ』と言うんです。『あ、結局、仕事メインでしか私のこと考えてくれないんだ』とまで思っちゃって……」

 再び建前論ですが、大学というのは、自分で自分の始末をつけられる大人が通うはずになっているところです。「共学で自由だから怖い」とか思っている子猫ちゃんに来てもらっては当局としても扱いに窮するわけです。学生も困ります。教授だってベビーシッターじゃないんだから、やっぱり当惑するんじゃないでしょうか。
 「あ、仕事メインでしか私のこと考えてくれないんだな」って、当然でしょうが、仕事のスタッフなんだから。仕事上のスタッフに仕事の素材以上に考えてほしいんと思ってるあんたは何様なんだ?
 お姫様か?
 とすると、スタッフのお兄さんたちは、七人の小人か何かを演じなきゃいけないわけ?

(登校しなかったことについて)「時間がたてば、フィーバーもおさまると思っていたことが一番の理由です。」

 は? 「フィーバー」……ですか?
 それ、死語だと思うけど……自分のまわりに起こることを「広末フィーバー」とか、そんなふうに考えてるのかな? 普段から。

「バッシングって、言葉に濁点が入ってますよね。私の語感では、そういう言葉って、なんか、すごく痛い感じがするんです」

 ほほう。今度は「私の語感では」と来ましたか。なるほど。
 「私ってぇー、言葉に敏感なセンシティブな人間だからぁ」ってことですか?
 濁点の言葉が痛いとすると「授業」とかとかも痛いわけかな? 
 
 ……いや、揚げ足取りをしても仕方がないのはよくわかっている。
 思いあがっている芸能人はほかにいくらもいるし、18歳の小娘がこの程度におバカさんなのもよくある話だ。
 とすると、どうしてオレはこんなに過剰反応してるんだ?
 うーん。
 謎だ。
 色々と嫌う理由はあるが、つまるところは生理的に嫌いってことなんだろう。すっごくきもちわるーいんだな。

 こんなインタビューでバッシングがおさまると判断しているのだとすると、ヒロスエのスタッフも相当にどうかしてるいる。
 自分を呼ぶ時の呼び方が「ヒロスエ」。
 「ヤザワ」と同じ精神構造なのか?
 いや、こういう言い方はヤザワに失礼だ。

 ヤザワがヤザワであるのは、「成り上がり」と自ら名乗るアクの強さに一定の根拠があるからだ。
 ヤザワは、その言動、ファッション、作品、語り口のすべてにおいて、学歴に代表されるスタティックな保守的序列をコケにしている存在だ。そう。ヤザワは、完全な反学歴主義者であり、反学歴主義者たちのヒーローでもある。そして、実際に、彼は自らのキャラクターの強さとスター性で、見事に学歴を蹴飛ばし得ている。

 学歴主義者にだって、学歴主義者なりの事情はある。
 ありていに言えば、特に運にも才能にも恵まれていない一般の人間は、学歴を身につけることぐらいしか自らを飾り立てる手段を持っていないのだ。  学歴は、少なくとも入試という、一面的ではあっても機会均等の原則だけはきっちりと守られているステージでの優劣を競うものだ。
 その優劣がおよそ一面的なものでしかないのが事実であるにしても、一般人は、この一面的な優劣にすがるほかにプライドの持ちようがないのである。なさけないことだが。
 さて、ヒロスエは、学歴でスター性を補完しようとしている。
 ここがスター性で学歴を蹴飛ばそうとしているヤザワとの大きな違いだ。

 学歴のために芸能界のキャリアをあきらめるというのなら、それはそれでひとつの選択ではある。
 逆に、芸能界での成功のために、学業を断念する行き方もある。実際にそうしている芸能人は山ほどいる。
 学歴と芸能人生を両立させるために、双方を少しずつ犠牲にしながら必死になって頑張っている人々もいる。
 この場合、両方が中途半端になってしまうが、本人が選択した以上、それはそれで他人が文句をつける筋合いのことではない。
 ヒロスエにおいて問題なのは、芸能と学業の両立のために、犠牲を払うのではなく、むしろその二股状況から二重の報酬を得ようとしているところだ。つまり、芸能界では学士風を吹かせて、学業の場ではタレント風を吹かせようとしているわけだ。
 イヤな風だ。
 
 たとえば、ヒロスエは
「仕事オンリーになると、すっごくバランスが悪くなってしまうことに気づいたんです」
 と言っているが、この言葉は、たとえば同世代のアイドルタレントの皆さんの耳には
「私はそこいらへんのおバカなアイドルとは違うのよ」
 というふうに聞こえないだろうか?
 まったく。
 結局、この女は芸能界という非学歴主義の牙城とも言える世界に身を置いていながら、その中で学歴のオーラを誇示しているわけだ。

 ひるがえって、学歴社会に対しては「私だってこの仕事を頑張ってきたわけだし」と、芸能人のオーラを強調しつつ、その芸能人のオーラでもって受験をパスしている。
 ひどい。  とオレは思うよ。
 結論を述べよう。
 ヒロスエは、自らの知名度を利用して受験をバイパスすることで、学歴の唯一の美点である機会均等の原則に泥を塗った。  また、彼女は、そうやって手に入れた学生証を芸能界での商売に利用することで、芸能界の唯一の美点である非学歴主義に泥を塗っている。  さらに言うなら、ヒロスエは、3ヶ月におよぶ不登校によって学校当局との取り引き(←自己推薦入学)を裏切り、登校をイベント化することで、真面目に学問を志している学生(ま、少数派だけど)をコケにした。
 早稲田大学当局もどうかしている。  初登校の騒動の渦中で、ヒロスエに迷惑をかけた(尻を触ったりたたいたりしたんだとさ)学生がいたということで、学生部長と学部長の連名で、掲示を出したんだそうだ。  
●…早大は28日付けで、“広末フィーバー”で過熱した学生の行為を「最悪の蛮行」と断じた異例の告示をキャンパス内に掲げた。  学生部長と教育学部長の連名による告示には、「6月26日(土)、西早稲田キャンパスは異常な事態に陥りました」「受験以来その動静が興味本位に取り上げられていた教育学部国語国文科1年生が登校し授業を受けた際…」と続け、広末の初登校に学生の野次馬が殺到した様子を細かく描写。  本人の写真を撮ろうと授業中の教室に入ろうとしたり、教室間の移動では、体に触れたり頭をたたいて髪を引っ張ったりした学生がいたとし、これらの行為を「甚だしく理性を欠いた行為−破廉恥きわまる最悪の蛮行」と叱責している。  この告示のおかげかどうか、28日に広末が登校した際には、たいした混乱はなかったという。一方的に悪者にされた学生からは、「人気者とわかっていながら入学させた大学側にも責任の一端がある」とのブーイングも起きているようだが…。  ――夕刊フジ――
 甚だしく理性を欠いた破廉恥きわまる最悪の愚行……か。
 まったく、何のつもりでこんな程度の低い甚だしく理性を欠いた破廉恥きわまる最悪の形容過剰の文書を掲示したんだか。
 キャンパスをイベント会場として利用されたあげくに、混乱に乗じた野次馬(だって大学は出入り自由なんだぜ)の行動を自分たちのせいにされた学生さんたちもいいツラの皮だよ。警備費用やらトイレの改装やらの費用も肩代わりしてるわけなんだしさ。

 バカ。

 ああ、大論文になっちまった。
 オレもバカだぜ。
 こんなことにムキになって。

 げげげげ。
 小野伸二重症。
 左ひざ内側側副靭帯断裂で全治約3カ月。
 6日に手術。
 ああああ。
 ……何も言いたくない。
 ボリビア戦も、もうどうでも良くなってきた。
 ちくしょう。
 寝よう。


7月6日火曜日 曇り時々晴れ
 小野伸二君の負傷ですっかりサッカー熱がさめてしまった。
 放心状態。
 半ば義務感でボリビア戦を観戦。
ball20.gifコパアメリカ 日本VSボリビア
 1-1の引き分け。
 後半終了間際の伊東テルのドリブル突破は見事。
「どうして最初からこれをやらないんだ」
 とも思ったが、中盤があんな調子では、ボランチがそうそうドリブルで上がるわけにもいかなかったのだろう。
 散漫なゲームだった。
 というよりも、オレの観戦態度が散漫だったのかもしれない。
 ああ。
 それにしても、小野クンの負傷が痛い。
 オリンピックの方は小笠原もいるし俊輔もいる。稲本も復帰するだろう。市川が調子を戻すことも考えられる。
 なによりいざとなったら中田ヒデがいる。

 心配なのはレッズだ。
 伸二の代わりになれる選手……
 そんな選手がいるなら、13位なんかに低迷していない。
 小笠原を貸してくれないだろうか。
 トップで使うつもりがないのなら、ぜひレンタルしてほしい。
 できれば、ついでに本山と熊谷と阿部と中田浩二も……

 いや、レッズも心配だが、何より心配なのは伸二自身だ。
 本当に復帰できるんだろうか。
 小倉みたいなことになったら……
 嗚呼

 6月26日の日記を更新しておきました。
 といっても、ウィンドウズ頓死のゴタゴタでエディタに残ったままになっていたのを貼り付けただけだ。
 やる気が出ないしね。
 だって、どうやら脳神経細胞の靭帯が断裂してるみたいだから
 フィリピンの19番に ひどいタックルを受けたんだ
 斜め後ろの死角から跳びこんできたあいつは
 オレの脳みそに 直接 スライディングしてきた
 ああ そりゃあひどい衝撃だった
 耳の穴から 脳みそが半分ぐらい外に出たよ
 ほんとさ

 気のせいだって?
 だって現実にオレは こうやって狂ってるんだぜ
 脳神経細胞のシナプスが ズタズタに断裂して
 しかも手術した医者の野郎が出鱈目につないだもんだから
 なにもかもが狂ってるんだ
 
 信じてくれよ
 オレが狂ってるってことをさ
 狂っている男の言うことは信用できないって言うつもりか
 ふん
 みんなおんなじだ
 お前ら どうかしてるよ
 こんな世の中にいて
 狂ってないなんてさ


7月7日 水曜日 晴れ
 巣鴨に出動。
 一日中、素晴らしい天気だった。
 長い午後。
 七夕。
 願い事?
 色々あるが、あえてひとつだけというなら、カネがほしい。
 カネで買えないようなものは、要らない。
 愛?
 下取りに出したいくらいだ。
 

7月8日 木曜日 晴れ
 慈恵医大病院に薬を取りに行った。
 午後遅くに行ったので、薬局待ちに2時間を要した。

 帰り道、新橋の駅前をしばらくぶらついた。
 街頭録音の名所だけあって、なるほどヒマそうなオヤジが多い。


 街頭録音。
 バカみたいだ。
 異論・反論・オブジェクション。
 筑紫翁向きの、およそひどい企画だ。
 街頭録音が多いほど、ニュース番組としての信憑性は低いと言ってよろしいかと思う。
 なぜって「街の声」は、どういう意図であれ、常にある意図に基づいて恣意的に編集されるものだからだ。
 そうでなくても、街頭録音は街頭録音であるという時点で既にガラクタなのだ。
「街の声を聞いてみました」
 といった調子で、街頭録音は、ニュースのアクセントとして使われるが、あんなもののどこがいったい世論を代表しているというのだ?
 実際に街頭録音をやったことのある者は誰もが知っている。
 あれは、ガラクタなのだ。
 あれは、演出手法のひとつに過ぎない。
 だって、誰も答えないんだから。
 マイクを向けると、もののわかった人は無言で歩き去るんだから。
 であるから、
「渋谷で100人に聞きました」
 は、正確には
「渋谷で、854人に聞いた結果、100人の人から答えをいただきました」
 と言うことなのだ。
 念のために申し上げるなら、その100人は、「おっちょこちょい」だ。
 ってことは、街頭録音の映像なりデータは
「街を歩いている出たがりのおっちょこちょいの阿呆がカメラを意識して何を言ったか」
ということを示しているに過ぎない。
「ムダ毛の処理はどうしていますか?」
 ビーチでこういう質問をして、一体何人が真面目に答えるだろう。
「はい、毛抜きで抜いています」
 と、カメラの前で堂々と答える21歳がいたとして、彼女は普通の人間だろうか?


7月9日 金曜日 晴れ
 部屋の片付け。
 おそらく、整理の本質は廃棄にある。
 廃棄できない人々が収納に心を砕く。
 が、収納はしょせん問題の先送りであるに過ぎない。
 収納家具は、だから醜い。

 江藤淳?
 あの少女趣味のじじいか?
 ……とは言わないでおいた。
 面倒くさいからね。
 こんな瑣末な問題について議論したって仕方がない。
 どっちみち、純文学なんてものは年老いた少女趣味なんだから。


7月10日 土曜日 晴れ
 午前中、北運動公園にてジュニアサッカーを観戦。
 コーヒーを買って帰宅。
 午後いっぱい昼寝。
 言わずにおいたセリフが消化不良をおこして、一日中胸焼け。
 まったく。
 ナメクジってやつは、踏まずにおいたことさえ後悔のタネになる。