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阿武松親方は2階級降格、10年間昇格なし

賭博問題で処分を受け、謝罪する阿武松親方
賭博問題で処分を受け、謝罪する阿武松親方
Photo By 代表撮影

 【大相撲 賭博問題】所属する力士ら9人が野球賭博に関与した阿武松親方(元関脇・益荒雄)は委員から平年寄への2階級降格と10年間の昇格なし、という厳しい処分になった。

 「部屋再生のチャンスを頂いたと、心して処分を受けさせていただきます」と涙を浮かべた。一連の野球賭博では、部屋の元力士や現役床山が仲介役を果たしただけに、理事会でも監督不行き届きを指摘されたという。「私自身が意識をしっかり持って、指導していきたい」と何度も頭を下げた。

 一方、現役時代に野球賭博に関与した時津風親方(元幕内・時津海)は主任から平年寄への降格と、5年間の昇格なしという処分。「しっかりと受け止めて、頑張っていきたい」と神妙な表情。時津風部屋では07年6月に力士暴行死事件も起こったが、「伝統ある部屋なので、一生懸命頑張っていきたい」と現実を見つめていた。

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