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“解雇”の琴光喜に退職金…満額なら5500万円

理事会が行われた名古屋市内のホテルに入る琴光喜
理事会が行われた名古屋市内のホテルに入る琴光喜
Photo By スポニチ

 【大相撲 賭博問題】4日の臨時理事会では野球賭博に関与した大関・琴光喜(34)=本名・田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋=と大嶽親方(42)=本名・納谷忠茂、元関脇・貴闘力=の解雇処分が決まった。現役大関の解雇は初めてだが、いずれも角界の最も重い処分である「除名」ではなく、しかも琴光喜には退職金が支給される(功労金は不支給)ことになった。

 処分内容の差異について村上弁護士は「(賭けた)金額の多さ、(証言の)虚偽の内容の違いによるものと思われます」と説明。だが、差をつけるのなら、大嶽親方は退職金が支払われない「除名」、琴光喜は「退職金を支給しない解雇」にできたはずで、またも身内に甘い体質を露呈した。大嶽親方は約200万円の退職金を失うが、琴光喜は満額の場合、約5500万円を受け取る。

 琴光喜は理事会で弁明すると裏口から脱出。滞在先で号泣するなどショックは大きく、記者会見を拒否して「今さらながら大変なことをしたと反省しています。このような形で処分されたのは仕方がない」とコメントを発表した。また、大嶽親方は会見し「自分がアホだった。一生懸命働いて、陰ながら相撲に携わるような人間になりたい」と謝罪した。

 <横綱、大関には特別功労金>十両以上の力士には一般の退職金に相当する養老金と、勤続加算金が支給されるが、横綱と大関には理事会で決議する特別功労金も支給される。琴光喜の場合、養老金と勤続加算金の合計は約5500万円。04年の武双山には特別功労金3200万円が支給されており、琴光喜の場合も支給されれば2000万〜3000万円程度だったと考えられる。なお、今年初場所後に引退した元横綱・朝青龍の特別功労金は推定で1億2000万円だった。

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