高木マニア堂

何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。

207:今こそ丹古母鬼馬二が必要なのだ!

ノンセクション2010年07月03日 11:00 | フォルダ : 

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<2009年10月=東スポ携帯サイトより>


 最近、近所で怪しい不審者などの目撃情報があると、即座に小学校から、父母のケータイ(登録制)に「不審者情報」のメールが届くシステムが普
及しているのをご存知だろうか?

 IT社会は、こういった面でも着実に進化を遂げている。昼間から公園のベンチで昼寝なんぞしていると「不審者」とみなされる危険も高い。メール着信音で目が覚めたら、メールの中身には自分の服装、特徴etcがツラツラと書き連ねられていた…なんてマヌケなオチもつきかねない。

 で、話は変わるが、その昔「ケンちゃんシリーズ」(TBS系)に、丹古母鬼馬二(後に悪役商会の一員として人気者に)扮する「ハタのおじさん」なるキャラクターがいたのを覚えているだろうか?

 ケンちゃんや、友人たちが野球でもやろうと公園や空き地に行ったりすると、なぜか真っ昼間から公園や空き地を占拠。時に柔道着、時にジャージ姿に強そうな犬なんぞを連れて「ハターっ」と大声で叫びつつ、ケンちゃんたちを追いかけ回すという危険度300㌫のオトナだ。

 ケンちゃんたちが特に何をしたワケでもない。だが公園や空き地へ行くと、かなりの確率でハタのおじさんに遭遇し、避難を余儀なくされる。また威嚇はするものの、ハタのおじさんは特に危害を加えるワケでもなく「顔は怖いが、実はやさしい人だった」なんて、エピソードもあったと記憶している。

 2009年の現在。公園や空き地に柔道着姿の丹古母鬼馬二が出没し「ハターっ」と叫んでいたならば、即座に通報され、瞬く間に警官に取り囲まれることだろう。

 今のコドモは親や教師を含めて、オトナから不条理な暴力をふるわれることは少ない。不審者などに対するガードも強固になっている。よってオトナに対して恐怖心を持つこともない。それは素晴らしいことなのだが、その分、免疫の如く身につけるべき「危機回避能力」も弱まっている。

 夜の繁華街を夜回りなんぞして、無償の愛で子供たちの話を聞いてやるオトナがいてもいい。だが現代日本に必要なのは、柔道着を身にまとい「ハターっ」と叫びつつ、公園や空き地に出没し、免疫なきコドモたちを恐怖のドン底に突き落とす丹古母鬼馬二のような存在だ。

 ついでに深夜の繁華街。未成年の分際で、いつまでもタムロし、タバコなんぞふかしている調子こいた未成年どもを「ハターっ」と追いかけ回す丹古母鬼馬二の姿も見てみたい。

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高木圭介のプロフィル 昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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