ロッテなど４球団熱視線　福岡Ｎｏ・１左腕　初音しても13Ｋ

＜香椎・祐誠＞完封勝ちした祐誠・坂田 Photo By スポニチ

　第９２回全国高校野球選手権大会（８月７日開幕、甲子園）の地方大会は５日、南・北北海道の地区代表決定戦５試合など４大会で計３１試合が行われた。福岡大会では、今春九州大会４強の祐誠が、ドラフト候補左腕の坂田将人投手（３年）が発熱しながら意地の完封劇。初戦を突破した。

　【福岡　祐誠２―０香椎】福岡Ｎｏ・１左腕・坂田が意地の完封勝利だ。雨天順延となった４日に３８・４度の発熱。病院で点滴を受けて解熱剤を服用しながら、志願の登板で３安打１３奪三振。ロッテなど４球団のスカウトが見守る前での快投に「熱があっても行くつもりでした。スタミナには自信があります」と胸を張った。

　今春九州大会初戦の佐賀北戦で延長１１回１９奪三振をマークして一気に注目を集めた。同大会準決勝で興南に敗れているだけに「甲子園で興南の島袋くんと投げ合いたい」と意気込む。試合後は大事を取って病院へ直行したエースに金城監督は「ただ者じゃない。怪物です」と驚きの表情だった。 【福岡大会結果】

[ 2010年07月06日 07:50 ]