公演が予定されていたこくさいホールに設けられた献花台の遺影前に集まり、悲しみにくれるファンら＝２日夜、神戸市中央区御幸通８、神戸国際会館（撮影・岡田育磨）
６月３０日に自殺した韓流スター、パク・ヨンハさん（３２）が２日にコンサートを開く予定だった神戸市内の会場にもファンが続々と集まり、急きょ献花台が設けられ、ファンが涙で最後の別れをヨンハさんに告げた。
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ヨンハさんのコンサートが２日に開かれる予定だった神戸国際会館（神戸市）の「こくさいホール」には、出入り口付近に遺影や記帳台が設けられ、多くのファンが次々と花を手向けた。開場した午後２時ごろには約１００人が行列をつくり、夜までに約６００人が記帳した。
午後から仕事を休んで駆け付けたという堺市の公務員加嶋かづきさん（５１）は「ファン同士の交流や韓国語を学ぶことで視野が広がった。私の生きがいだった」と、花束とハングルで書いた手紙を手に声をつまらせた。
夕方にはファン同士の呼び掛けで、記帳台の周辺に数百人が集まり、最新シングル曲「ＯＮＥ ＬＯＶＥ〜笑顔であふれるように」を合唱し、故人のめい福を祈った。