「全日本」(4日、大阪府立体育会館)
3冠ヘビー級選手権試合は王者・鈴木みのる(42)が河野真幸(30)をTKOで退け、初防衛に成功した。河野の左腕攻めと鈴木の右ヒザ攻めの真っ向勝負の末に、鈴木がパンチから裸絞めをセット。逆落としで投げたが、その前にレフェリーがゴングを要請した。
セコンドの船木誠勝、セミで世界タッグを奪取した曙、太陽ケアと勝ち誇った鈴木は、新世代軍を「お前らの魂には包茎の皮がかぶってんじゃねえのか?」と酷評し「時代は戦って戦って、勝ち上がった者だけが作り上げるんだ」と豪語した。
シングルで諏訪魔、浜亮太、真田聖也、河野と新世代軍全員を撃破したことで世代闘争の終結を宣言し、「オレたち超党派軍が相手してやるよ」と、8・29両国大会での復帰を掲げた武藤敬司に標的を転じていた。
(2010年7月4日)