ようやくローキック対策に本腰を入れた渡辺一久=東京・九段北
K-1MAXのアンダー63キロジャパントーナメント(5日・代々木第一体育館)リザーブ戦で宮田和幸と激突するボクシングの元日本フェザー級王者・渡辺一久が3日、都内で会見し「足対策は大丈夫ですね」と胸を張った。
前戦でDJ.taikiに散々ローキックを浴びて判定で完敗。ボクサー殺しの定番に苦しんだ渡辺は「あそこまで痛めつけられなきゃわからないオレもバカですけど。集中攻撃されて初めてキックの恐ろしさが分かった。また違う競技だな」と、転向4戦目で初めて理解。「今後オレとやるとき、ああやってやればイージーな相手だと思わせたことが悔しかった。もうあんなぶざまな試合はしたくない」と、ローキック対策に万全を期したという。
「向こうがどう来ても対処できる技術は持っている」と自信を見せた渡辺だが、相手の宮田は「ま、足は確実にねらいますけど」と、ロー祭りを宣言していた…。
(2010年7月3日)