5度目の防衛戦が決まり、ジムワークを再開した西岡=東京・神楽坂の帝拳ジム
ボクシングのWBC世界Sバンタム級王者・西岡利晃(33)=帝拳=の5度目の防衛戦が決まり、1日に発表された。同級1位レンドール・ムンロー(30)=英国=を迎えての指名試合となり、9月か10月開催を予定。開催地は交渉中で、日本か英国となる見込みだ。
ムンローは、21勝(9KO)1敗の技巧派サウスポー。欧州、英連邦、英国の同級王座を獲得しており、2度の世界王座挑戦者決定戦を勝ち抜いた強豪だ。西岡にとって世界戦では初のサウスポーとの対決となる。
V5戦に向けてこの日、ジムでの練習を再開した。すでに相手のビデオを見たという西岡は「ガードがしっかりしていて手数の多い選手」と分析し、「リードブローを数多く使いたい」と戦略を明かした。
また、29日に英国で開催されるWBCイベントで昨年度のKO賞を受賞することが決定。昨年5月に敵地でジョニー・ゴンザレス(メキシコ)を3回TKOで下した試合が評価された。初防衛戦から4連続KO中だが「次の試合はKOは狙ってません」と勝負に徹する姿勢だ。
(2010年7月4日)