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仲井真知事、「辺野古」厳しい　首相に県外断念の説明要求2010年6月24日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

　菅直人首相は２３日午後、沖縄全戦没者追悼式への出席後、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって意見を交換した。
　菅首相は移設先を名護市辺野古崎と定めた日米共同声明への理解を求めたが、仲井真知事は「極めて遺憾だ。辺野古に戻ることは極めて厳しい」と述べ、県内移設では県民の理解を得られないとの認識を重ねて伝えた。会談で首相は「日米の合意を踏まえつつ、負担軽減では全力を尽くしていきたい」と述べ、１５日の首相官邸での初会談に続き、辺野古移設を推進する考えをあらためて示した。
　これに対し仲井真知事は「県民の大多数が県外だという強い思いを持っている。急転直下、（日米合意に）至った内容と背景についてまだ政府からきちんと説明を受けてない」と指摘。鳩山由紀夫前首相が県外、国外移設を目指すとしていながら、県内移設の方針で米側と合意した説明が十分でないと不満を示した。
　移設問題について政府と県が話し合う協議機関の設置や代替施設の建設工法、工法決定の時期などについて具体的な意見交換はなかったが、今後も緊密に話し合うことは確認した。会談には前原誠司沖縄担当相も同席した。


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