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一般車も消毒、種牛の避難検討…口蹄疫シフトの九州(2/2ページ)

2010年5月19日12時7分

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写真:国道10号に設けられた消毒ポイント。消毒液を染み込ませたマットが敷かれ、口蹄疫被害の集中する川南町から南下する自動車のタイヤを消毒する=宮崎県高鍋町国道10号に設けられた消毒ポイント。消毒液を染み込ませたマットが敷かれ、口蹄疫被害の集中する川南町から南下する自動車のタイヤを消毒する=宮崎県高鍋町

写真:観光客の靴底を消毒するマットが敷かれた九重“夢”大吊橋=18日午後1時、大分県九重町観光客の靴底を消毒するマットが敷かれた九重“夢”大吊橋=18日午後1時、大分県九重町

 大分県では、品薄で不足していた消毒薬約700キロを入手した。食品や医療用の消毒薬を転用することも決め、600ミリリットルの薬剤5千本も新たに購入した。従来使っていた消石灰と併せて使用する予定だ。同県九重町の観光名所である大吊橋(つりはし)の入り口にも靴底を殺菌するための消毒マットが設置された。町には200戸の畜産農家がある。町の担当者は「口蹄疫が終息するまで続けたい」という。

 熊本県は、感染牛が見つかった宮崎県えびの市と隣接する人吉市などに牛や豚の搬出・移動制限区域を設けた。県内道路の消毒地点も11カ所まで増やし、一部では一般車両も含めて消毒に当たっている。

 各県の首長たちは必死だ。熊本県の蒲島郁夫知事は17日、「口蹄疫は九州全体の問題と認識している。封じ込めと防疫を徹底したい」と話した。18日に会見した鹿児島県の伊藤祐一郎知事は「県としては蔓延(まんえん)を防ぐのが最大の務め。これ以上拡大しないような万全の措置を国にも講じてほしい」と求めた。

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