◆菅内閣への支持は
菅内閣を「支持する」が45%で、「支持しない」の30%を上回った。「関心がない」「無回答」は合わせて25%。
年代別でみると、20代を除く各年代で、43~47%が支持。幅広い層で支持を集めた。男女別では男性の方が49%で、女性の41%を上回った。
支持政党別でみると、民主を支持する88%が菅内閣を支持。また自民を支持する20%も支持した。また、支持政党なしの人も33%が菅内閣を支持。26%は支持しないだった。
また、投票に「必ず・たぶん行く」という人の47%が支持し、支持しないの31%を上回った。市町村別では、市では46%が支持、支持しないは29%だったが、町村では支持する、しないがそれぞれ38%、36%ときっ抗した。小選挙区別では、1区の49%が支持。2、3区もそれぞれ44%、42%が支持する結果となった。【小原擁】
◆投票に行きますか
口蹄疫(こうていえき)禍の中、最も注目される投票率。投票に「必ず行く」と答えたのは前回(07年)を4ポイント下回る72%。ただ、「たぶん行く」と合わせると、前回と同じの91%になった。「必ず行く」とした人の中で、16%は選挙区で投票する候補を決めておらず、「必ず・たぶん行く」と合わせると2割弱の人が投票する候補を決めていない。
年代・性別では、「必ず・たぶん行く」は、30~60代はいずれも9割を超えたが、20代は75%、70代は83%だった。市町村別では市では91%が、町村では95%が「必ず・たぶん行く」と答えた。
支持政党別の「必ず行く」は民主が79%▽自民が82%▽公明が83%▽共産党が62%だった。支持政党なしで「必ず行く」は54%となった。
消費税の引き上げについては、「必ず・たぶん行く」人の46%が賛成、52%が反対と答えた。【川上珠実】
◆連立は、消費税は
「民主党はどの政党と連立を組むのが望ましいか」の問いでは、26%が「民主単独政権」と答えた。次いで「自民党」13%、「みんなの党」9%で、「国民新党」は7%だった。「その他」「無回答」が41%を占めた。
年代別でみると、「単独」と答えたのは40代が最も多く33%。次いで50代の30%。「自民」との連立は、20代が27%を占めたが、そのほかの30~70の各年代は10~17%で、「国民新党」の5~11%を上回った。
消費税引き上げについては、賛成45%、反対が52%。男女でくっきりと分かれた。男性は54%が賛成で反対が44%だったのに対し、女性は36%が賛成、反対が59%を占めた。支持政党別では、民主支持の60%が賛成だったが、自民支持は47%だった。また、菅内閣を支持すると答えた人の61%が賛成で、反対は38%となった。また民主の単独政権を支持する59%が消費税引き上げに賛成し、自民との連立を支持する人のうち40%が賛成だった。【小原擁】
◆支持する政党は
県内の政党支持率は民主29%▽自民25%▽公明党5%▽みんなの党5%▽共産党2%▽社民党1%--などの順。「支持政党なし」は前回参院選(07年)の調査より6ポイント少ない25%だった。
民主は前回を2ポイント上回ってトップをキープ。自民は前回を1ポイント上回ったが、政権与党だった前々回(01年)参院選の勢いを取り戻せず。公明、共産は変わらず、社民は4ポイント減少した。
年代別にみると、民主は20代が全世代で43%と最も高く、30~70代については3割前後とまんべんなく支持を集めている。自民は60、70代以上がともに32%と最も高く、20、30、50代で2割を割った。
市町村別では、民主は都市部が31%で、町村の22%を上回ったが、自民は町村が33%で都市部が23%と色分けされた。【川上珠実】
毎日新聞 2010年7月5日 地方版