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2010参院選みやざき:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /宮崎

 ◇松下氏、優位な戦い 渡辺氏、懸命に追う 馬場氏も支持を訴え

 毎日新聞は2~4日、第22回参院選の特別世論調査を実施し、これまでの取材と総合して中盤情勢を分析した。宮崎選挙区(改選数1)では、自民現職の松下新平氏(43)が全県域で優位な戦いを進める展開となっている。民主新人の渡辺創氏(32)が懸命に追い、共産新人の馬場洋光氏(41)も支持を訴えている。なお、回答者の約2割が誰に投票するかを決めておらず、終盤にかけて情勢は変化する可能性がある。選挙戦は、口蹄疫(こうていえき)で被害を受けた農家の復興や停滞する地域経済の活性化などを争点に、11日の投開票日に向けて佳境を迎える。【参院選取材班】

 今年1月に改革クラブから復党した松下氏。09年の衆院選、07年の参院選で保守分裂に陥り議席を失った自民党県連は所属国会議員が全面的に支援し、組織による挙党態勢で臨んでいる。特に保守支持層の厚い県西・北域で支持を広げている。

 既に自民支持層の9割弱を固めた。公明党の比例代表候補と後援会同士で協力協定を結んでおり、公明支持層の8割にも食い込んでいる。支持政党別で民主にリードを許す自民だが、選挙区では民主支持層の1割、無党派層の3割弱が松下氏を支持。年齢を問わず支持層は厚い。口蹄疫では、政権与党の民主に対して初動の遅れを激しく批判している。

 渡辺氏は連合宮崎の支援を得て民主支持層の7割弱を固めた。口蹄疫発生後は、大規模集会や街頭演説の自粛を余儀なくされ、知名度不足は否めない。だが、昨年の衆院選で非自民候補が当選し政権交代の象徴となった宮崎市などの県央部、年齢層別では20~50代で一定の支持がある。支援を見送った社民も「反自民」の立場ゆえ、影響は限定的とみられる。

 口蹄疫対策など政権与党としての政策実行力をアピール。応援演説で閣僚や党幹部の宮崎入りも相次ぎ、懸命に追い上げる。

 馬場氏は共産支持層の7割弱を固めたが、幅広い支持獲得には至っていない。民主、自民のいずれでもない有権者の取り込みを目指す。

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 ◇立候補者(届け出順)

松下新平(まつした・しんぺい) 43 自現(1)

馬場洋光(ばば・ひろみつ)   41 共新

渡辺創(わたなべ・そう)    32 民新=[国]

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 ◇調査の方法

 2~4日、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で、県内の有権者708人から回答を得た。

毎日新聞 2010年7月5日 地方版

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