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2010参院選さが:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /佐賀

 ◇福岡氏が先行

 11日投開票の参院選で毎日新聞が2~4日に実施した特別世論調査が集計され、佐賀支局は調査結果に取材結果を加味して佐賀選挙区(改選数1)の中盤情勢を探った。自民新人の福岡資麿氏(37)が無党派層の取り込みで先行し、優位に戦いを進めている。民主新人の甲木美知子氏(39)=国民推薦=は、知名度不足を補えていない。共産新人の山口勝弘氏(54)は票の掘り起こしに懸命だ。ただし調査時点で投票先を決めていない有権者が2割おり、情勢が変わる可能性もある。【参院選取材班】

 福岡氏は当初、つじ立ちやミニ集会を活動の中心にしていたが、公示前後からは谷垣禎一党総裁をはじめ、大物・人気議員が多数来援し組織型の比重を高めている。

 来年改選を迎える県議を中心に地方議員がフル回転。年代別では20代の6割超と50代以上の4割超から支持を得る。民主候補を推薦する国民支持層の5割弱や、社民支持層の2割からも支持を受ける。佐賀市中心部など、衆院議員時代の地盤だった衆院1区のほか、2区でも4割に浸透。3区では3割をまとめた。

 甲木氏は社民県連や連合佐賀の推薦に加え、原口一博総務相ら地元議員が再三選挙区に入ってテコ入れし、名前の浸透を図る。

 男性の30~40代では福岡氏を上回る浸透を見せるが、女性からの支持は各年代で伸びていない。支持政党別では、国民支持層からの支持は2割止まりだが、公明支持層からも2割の支持を受ける。小選挙区の区割り別で見ると、全選挙区で2割台をまとめるにとどまっている。

 山口氏は消費税率引き上げ反対の立場を明確にすることで2大政党の2候補との差別化を図る。ただし社民支持層の1割超に浸透しているほかは他党支持層への壁は厚い。衆院選挙区別では地元3区でやや支持が高い。

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 ◇立候補者

福岡資麿  37 自新

山口勝弘  54 共新

甲木美知子 39 民新

 (届け出順・改選数1-3)

毎日新聞 2010年7月5日 地方版

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