◆政党支持率
前回の参院選(07年)時の調査に続き、民主(34%)が自民(18%)を上回った。民主は前回と同じで、自民は5ポイント減。公明(4%)は前回と変わらず、共産(4%)が前回から若干支持を広げた。新党では、みんなの党が3%、改革が2%となっている。一方、「支持政党なし」と答えた無党派層は27%だった。
年代別で見ても、すべての年代で民主が自民を上回り、特に40代、50代で優位に立っている。男女別では、民主は男性の支持が40%と高く、自民(19%)の倍を超えた。一方で、20代では半数以上が支持政党なしだった。
地域別では、市部で民主(36%)が自民(18%)に大きく水をあけ、郡部でも民主(30%)が自民(20%)に対し優位を保つ。
◆投票
投票に「必ず行く」と答えたのは72%で、前回参院選(07年、投票率58・47%)の66%から6ポイント増えた。「たぶん行く」とした21%を合わせると「行く」と答えた有権者は全体の9割を超え、激戦を反映し、関心の高さをうかがわせる。
年代別では「必ず行く」が60代で82%、70代以上で79%、40代で75%と高い。一方、20代は53%、30代は60%にとどまる。「行かない」「たぶん行かない」としたのは30代で計9%、20代で4%で、いずれも前回を下回る。男女別では、「必ず行く」が男性は75%で、女性は69%だった。
支持政党をみると、「必ず行く」とした人の38%が民主支持層で、次いで「支持政党なし」が21%、自民支持層が20%と続く。
毎日新聞 2010年7月5日 地方版