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10参院選かがわ:中盤情勢調査(その1) 岡内氏・磯崎氏が横一線 /香川

 ◇支持拡大図る藤田氏

 参院選投開票日が11日に迫っている。毎日新聞が2~4日の3日間、実施した世論調査。新人3人が立候補している香川選挙区(改選数1)では、取材内容も加えた結果、民主、国民新、社民推薦の無所属、岡内須美子氏(57)と自民の磯崎仁彦氏(52)とが横一線の戦い。共産の藤田均氏(50)は支持拡大を図る。ただし、無回答も含め2割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。【馬渕晶子、吉田卓矢、三上健太郎】

 ◆選挙区

 ◇藤田氏

 藤田氏は共産支持層の9割以上を固めた。直接候補者を擁立していない政党支持層の一部からも支持を受けている。一方、消費税増税反対を訴えるが「反対」の回答者からの支持は1割。無党派層に支持を広げたい。

 ◇岡内氏

 岡内氏は、民主支持層の7割、社民支持層の8割弱を固める。男女とも40~50代で支持を広げている。子育て支援をテーマに掲げるが、子育て世代(20~30代)からの支持を更に伸ばせるかが鍵となる。

 ◇磯崎氏

 保守色を強調する磯崎氏は、自民支持層の約9割を固めた。公明支持層にも浸透。菅内閣不支持層の約6割から支持を受ける。60代以上は約4割が支持、町村部でも支持を広げる。無党派層への浸透を目指す。

 ◆比例代表

 民主は支持層の8割を固め、20~50代で3割以上が支持。都市部に浸透している。自民も支持層の8割以上を固めた。60代以上と30代以下での支持も約3割。新党では、みんなが支持を伸ばしている。公明、共産、社民も着実に各支持層の9割を固めるが、無党派などに支持が広がっていない。

 政党名でも候補者名でも投票できる非拘束名簿式だが、ほとんどの政党支持者が政党名で投票すると回答。だが、公明支持層は約4割が候補者個人名で投票すると答えた。

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 ◇調査の方法

 2~4日、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で、県内の有権者693人から回答を得た。

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 ◇立候補者(届け出順)

 ●香川(1-3)

藤田均   50 党県委員     共新

岡内須美子 57 [元]高松副市長 無新=[民][国][社]

磯崎仁彦  52 [元]会社員   自新

毎日新聞 2010年7月5日 地方版

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