ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 京都 > 記事です。

京都

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

2010参院選きょうと:中盤情勢調査(その2止) 民主支持30% /京都

 ◇自民12%

 政党の支持率は民主党が30%でトップ。2位の自民党の12%に倍以上の差をつけた。みんなの党が7%、共産党が6%、公明党4%、その他の政党が2%、社民党と新党改革が各1%。国民新党とたちあがれ日本、新党日本はそれぞれ0%。

 民主党は07年調査比で6ポイント上げたが、自民党は7ポイント下げた。社民党は変動がなく、共産党と公明党は1ポイント下がった。「支持政党なし」は31%で4回連続で30%を維持した。

 年齢別では、すべての年代で民主党が自民党を上回った。「支持政党なし」は30代が41%で最も多く、20代の39%が続き、若い世代で割合が高い。

 男女別では、民主党が男性34%、女性26%で、自民党の男性14%、女性11%をいずれも上回った。「支持政党なし」は女性が34%で、男性の28%より高率となった。【小川信】

 ◇比例は「民主に」全世代でトップ

 比例代表の投票先に関する質問では、「民主党」がトップ。2位は自民党で、みんなの党、共産党、公明党、社民党と続き、新党改革とたちあがれ日本、幸福実現党は同率。民主党、共産党、公明党、社民党、みんなの党、たちあがれ日本は、いずれも政党支持率よりやや高い。

 民主党、自民党支持層の大部分は支持政党への投票を固めた。

 男女別では、男女とも民主党が自民党より高率となった。年代別でも、すべての年代で民主党が自民党を上回った。【小川信】

 ◇「菅内閣支持」は48%

 菅内閣については、「支持する」の48%に対し「支持しない」は27%にとどまった。

 全世代で支持が不支持を上回り、特に20代で40ポイント以上、70代でも30ポイント以上の大差がついた。40代では「支持」の39%に対し「不支持」が35%と拮抗(きっこう)した。

 支持政党別に見ると、民主党支持層の85%に加え、社民党支持層からも61%と高い支持を得ている。自民党支持層の60%、公明党支持層の42%、共産党支持層の49%が「不支持」と回答したが、公明・共産両党の支持層からも3分の1程度の支持を獲得した。

 また、比較的保守地盤が強いと見られてきた町村部でも、市区部の47%を上回る54%が菅内閣の支持を示している。【田辺佑介】

 ◇「投票に行く」9割近く

 京都選挙区の投票率は政権交代への関心が高まった07年の前回が56・37%、04年は54・60%と過去4回はいずれも55%前後で推移している。

 今回、「必ず行く」と回答したのは63%で、前回と比べ8ポイント下がったが、「たぶん行く」は26%で、同7ポイント増えた。両方の回答を合わせると89%で、ほぼ前回(90%)並みの関心の高さとなった。

 「必ず行く」は性別で、男性71%に対し、女性55%。年代別では、60代以上が70%台だったが、30~40代は50%台、20代は43%と年代が下がるにつれて低くなる傾向があり、性別や世代別で温度差があった。地域別に見ると、町村部が71%で、市区部の62%をやや上回った。【田辺佑介】

 ◇連立政党 「民主単独」28%、「自民と」は13%

 「民主党はどの政党と連立を組むのが望ましいか」を聞いたところ、「民主党単独」は28%。「自民党」は13%、「みんなの党」は11%だった。「国民新党」と「公明党」はそれぞれ5%で、「その他」も32%あった。

 年代別では、「民主党単独」は30代が34%で最も多く、50代の30%、40代の28%が続く。「自民党」は40代の15%と60代の14%、30代の13%が多い。「みんなの党」は60代の17%が最多で、50代の11%が続いている。

 性別では、「民主党単独」は男性33%、女性24%。一方、「自民党」は男性・女性とも13%となった。

 ◇無党派層の動向カギ 政党離れが若者に顕著

 支持政党別の割合で、無党派層(支持政党なし)は31%(男28%、女34%)を占めて民主党支持層30%を超え、最大勢力となった。無党派層の動向が選挙結果に影響を与えそうだ。

 年代別では60代以上は10%台だが、20代~50代はいずれも30%を超えた。特に20代、30代は39~41%と、若者ほど政党離れが進んでいる。最終盤に向け、陣営の若い世代に対するアピールが、票の上積みの鍵を握るとみられる。【入江直樹】

 ◇消費増税、賛否拮抗 「反対」やや上回る

 公示直前に争点として急浮上した消費税率の引き上げ問題。生活に密着するテーマだけに賛否が分かれたが、「反対」が48%で、「賛成」の46%をわずかに上回った。

 いずれも引き上げの方向を示している民主党支持層は59%、自民党支持層は55%で「賛成」が上回ったが、「反対」もそれぞれ4割程度あった。

 一方、引き上げに慎重・反対の立場の公明・共産・社民の各党支持層の70%台が「反対」に回り、「賛成」は20%台。支持政党の主張が反映される結果となった。

 市区部では「反対」が49%で「賛成」の46%を上回ったのに対し、町村部では54%が「賛成」を示し「反対」の42%を上回った。【田辺佑介】

==============

 ◇調査の方法

 2~4日、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS(ランダム・デジット・サンプリング)法で、府内の有権者944人から回答を得た。

 ※中盤情勢調査関連グラフの数字で、小数点以下は四捨五入。合計が100%にならない場合がある。

毎日新聞 2010年7月5日 地方版

PR情報

京都 アーカイブ一覧

 
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド