2008年に岩手県の山中で当時17歳の少女が遺体で見つかった事件で、殺人の疑いで全国指名手配されている容疑者の家族が指名手配の中止などを求める訴えを盛岡地方裁判所に起こしました。

 訴えを起こしたのは、小原勝幸容疑者(28)の父親です。訴状によると、小原容疑者にはアリバイがあるにもかかわらず、岩手県警や警察庁がポスターやホームページで全国に指名手配しているのは無罪推定の原則に反するとしています。これによって、家族は精神的な苦痛を受けたなどとして、指名手配の中止と損害賠償780万円の支払いを求めています。県警本部は「訴状を見ていないので現段階ではコメントできない」としています。

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