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逮捕の“早食い王者”小林さんの妻 「ステージに上がって注目を引こうとしただけなのよ」
このニュースのトピックス:食・グルメ
アメリカで「TSUNAMI(ツナミ)」の愛称で親しまれたフードファイター、小林尊さん(32)は、4日の米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会に出場できず、警官ともみ合った末に公務執行妨害などの容疑で逮捕されてしまった。妻のヴィンセント・オリベリさんは、大会を妨害する意図はなく、「ステージに上がって、観客の注目を引こうとしただけなのよ」と弁護した。
小林さんは大会終了後、セレモニーが開かていたときにステージに上がろうとして警官に制止され、そのまま拘束された。優勝者に声をかけようとしたといい、オリビエさんは「彼は出場すべきだった」と悔しさをにじませた。
小林さんのマネジャーは地元メディアの取材に、「彼はホットドック早食いの記録をやぶり、真のチャンピオンであることを証明するためのチャンスを得たかっただけだ」と述べた。昨年の大会では10分間にホットドッグ64個半を食べたが、準優勝。優勝者は68個の世界記録を樹立した。
小林さんは今大会へも出場のために交渉を続けてきたが、「米国内の他大会に出場できない」とする条項がネックとなり、マネジャーは「残念なことに、合意に達することができなかった」と話している。
優勝した米国人、ジョーイ・チェスナットさん(26)も小林選手への実力を認めており、出場できなかったことに「悲しいことだ」と述べ、「僕は彼を尊敬している。彼は偉大な選手だ」と賛辞を惜しまなかった。