先月３０日、長崎県の港で、５歳の長女の遺体を抱いていた母親が、殺人容疑で逮捕された事件で、親子が住む福岡県久留米市の児童相談所が、半年ほど前から虐待の疑いで調査していたことが分かりました。

　福岡県久留米市の江頭順子容疑者（３４）は、３０日、長崎県平戸市の海の中で、長女の萌音ちゃん（５）の遺体を抱いているところを発見され、自宅で３日前に萌音ちゃんを首を絞めて殺害したとして逮捕されました。

　久留米市によりますと、去年１２月以降、江頭容疑者による虐待の情報が寄せられるようになり、児童相談所がおよそ２０回にわたって、家庭訪問や電話での調査を続けていました。

　萌音ちゃんの首に絞められたような跡があったという情報から、先週金曜日にも自宅をたずねましたが、江頭容疑者は「今はいない」などと言って、萌音ちゃんとは面会させなかったということです。（01日11:34）