口蹄(こうてい)疫問題 宮崎市で新たに感染疑い牛 県内全域の制限区域解除はずれ込み
宮崎市で4日、新たに口蹄(こうてい)疫の疑いのある牛が見つかった。今回の発生で7月16日を目標としていた県内全域での制限区域解除は、ずれ込むことになった。
宮崎県の東国原知事は「一方を聞いた時は絶句をしたといいますか、非常にショックでした。極めて深刻に、今回の事態を受け止めなければいけないと思いました」と述べた。
宮崎県の発表によると、口蹄疫の疑いのある牛が見つかったのは、宮崎市跡江の繁殖牛の農家で、4日夕方の立ち入り検査で、1頭から口蹄疫の症状が見つかった。
国と県では、この農場で飼育されていた16頭すべてを5日未明に処分・埋却した。
宮崎県は5日朝、県口蹄疫防疫対策本部を開き、7月16日を目標としていた県内全域での制限区域解除はずれ込むことになった。
東国原知事は「7月1日の非常事態宣言を一部解除する前の感染で、気が緩んだわけではない」と述べ、非常事態宣言の一部解除に問題はないとの認識を示した。
(07/05 12:01)