法人税を脱税したとして、北九州市の不動産会社の代表取締役と税理士あわせて3人が逮捕された事件で、税理士の一人は、元小倉税務署長だったことがわかりました。

この事件は、、北九州市小倉北区の不動産会社『アイデアル』が法人税およそ4億5千万円を脱税したとして、代表取締役の高橋和広容疑者（48）と税理士の高藤正義容疑者（67）らあわせて3人が、福岡地検に逮捕されたものです。

このうち、高藤容疑者は元福岡国税局職員で、2002年に小倉税務署長を最後に退職していました。

福岡国税局では、「大変遺憾」とコメントしています。

福岡地検によりますと、逮捕された3人は架空の経費を計上する手口で、2006年度の『アイデアル』の所得を実際より15億円ほど少なく申告し脱税していたということです。