意表をついて、安全保障から
テーマ:ブログ今日、桜チャンネルに出演してきたので、
桜チャンネルとは、自衛隊ファンクラブのようなネット配信のTVです。
あのNHKの捏造番組を指摘したりもする戦闘的TV局です。
そこに、ゲストの大川総裁(大川興行)のゲストとして乱入。
そこでの乗りで、日本の安全保障問題、並びに沖縄、普天間問題について私見を述べます。
日米関係、
1945年の敗戦時より、戦後、日本はアメリカの占領下にあると認識している。
それが証拠に、アメリカ軍は首都東京の周辺、横田、座間、横須賀に駐屯しており、さらに六本木にスターズアンドストライプス新聞社(米軍の新聞社)をおいている。
これでは、もし日本に民主選挙で反米的政権が誕生した場合、30分以内に東京中心部を制圧することが出来る体制である。
その上、日本の自衛隊の総司令部が座間に移されようとしている。 その座間には、アメリカ太平洋方面軍の総司令部がサンディエゴから移動することが決定している。
つまり、自衛隊は完全にアメリカ軍の指令下に入るということである。
アメリカは、日本の宗主国のような状態である。
最早、最大の仮想敵国以上の存在であり、日本が独立自尊の国家に成る為に打破しなければならない殖民宗主国である。
そのアメリカの世界戦略から見て、アジア全域での覇権を維持する為には、アジア全域をカバーする海軍、空軍のパワーが重大である。
空軍力には距離低減の法則もあり制空権を確保するには限界があり、圧倒的戦力を誇る海軍力の有効利用が貴重になる。
その場合、絶対的に必要になるのはメンテナンスの出来る寄港地ー軍港である。
サンディエゴは、あまりにインド洋には遠すぎる。
横須賀、佐世保がどれほど重要か。
流石に、70年前には世界の3大海軍国であった技術と設備は有用である。
それ以外は、実際にはアメリカにとって不可欠な存在であろうか。
アメリカの属国としての日本にとっても同様であろう。
沖縄や三沢、岩国においている米空軍の戦力はいかほどのものか。
総計数十機のF-16には自衛能力さえ乏しい。
800人程度の海兵隊で、なにをするのか。
米軍で役に立つのは第7艦隊だけ、と断じた小沢の発言は慧眼といえる。
果たして、アメリカ以外に仮想敵国はあるのか、
桜井よしこ説による中国はどうか。
中国の軍事費増強からみて、中国が脅威という説である。 年率10%を超える軍事費の伸びがそれほどの脅威であろうか。
日本も40年代の高度成長期は、物価上昇も激しく歳入も増加していた為、高い伸び率で自衛隊予算も増加した。
それを称して、日本の再軍備、軍国家と呼ばれたが、果たして実体はどうだったか。
中国には、非常に長い隣国と接した国境線がある。
それも、以前は対立していたロシア、カザフやウズベク、そして核武装したインド、紛争のあったベトナム、不安定な北朝鮮など非常に多岐にわたる。
とても、自国防衛で現状では手が一杯であろう。
海軍力の増強も意識されているが、今までが長い海岸線を防衛するには弱体であったに過ぎない。
空母の新造と言っても、とりわけアメリカの原子力本格空母を建造するといったものではなく、インド海軍でさえ所持しているような軽空母の類である。
経済大国を志向する中国にとって、日本に対し侵略行為を行う必然性もない。
では、韓国や台湾が日本を侵略するか。
能力的にも、経済的にも、されに国際政治的にも考えられない。
ロシアはどうか。
軍事的能力は、多分如何に以前に比して落ちたとはいえ、少なくとも核戦力の能力は強大なものがあるが、ロシアにとって重要な東シベリアの開発、経済発展に日本との友好関係こそが必要であろう。
さて、話題の北朝鮮はどうか。
本当の意味での日本に対する侵略は、海軍力はないに等しいし、空軍力も日本まで飛んでこれないだろう。
だから不可能ではあるが、テロ行為。 スパイ、特別工作員、あるいは大掛かりなテロとしての核の使用、それらの可能性を完全に否定できない。
本来、交渉なり抑止力は、理性的、合理的思考の結果生まれるもので、交渉相手に合理性を求められないときは、どうしようもない。
先制攻撃を行えるように核武装をするという対抗手段もある。
日本の技術なら、数週間で核弾頭を作ることは加納であろう。
はやぶさを作ることの出来る日本なら、ICBMも同時に出来てしまうだろう。
しかし、そんなことをアメリカが許すだろうか。
さあ、属国日本の難しさが出てきた。
続きは、国連への見解だが、
国連憲章には、日本とドイツはいまだに敵国と明記されている。
国連とは、日本の外務省の恣意的な翻訳で、昔の翻訳では連合国となっていた。
敵国とされながら、そこへの拠出金は第2位、そこの常任理事国になりたがる。 不思議な国家である。
どこに、そんな翻訳で国民を騙す国会、外務省があるのか、この日本以外に。
明日、また続けます。