覚せい剤取締法違反裁判員裁判 千葉地方検察庁、全面無罪とした判決に控訴へ
覚せい剤取締法違反などの罪に問われた会社役員の男性に対する裁判員裁判で、全国で初めて全面無罪とした千葉地裁の判決に対し、千葉地方検察庁が、控訴する方針を固めた。
裁判員裁判で、検察側が控訴するのは初めてとなる。
会社役員・安西 喜久夫被告(59)は、2009年11月、チョコレート缶に入れた覚せい剤、およそ1kgを成田空港に持ち込もうとした覚せい剤取締法違反などの罪で起訴された。
千葉地方裁判所は、6月22日の判決で、裁判員裁判としては、全国初の全面無罪を言い渡した。
千葉地検は、判決を不服として控訴する方針を固めたもので、週明けにも、上級庁と協議をしたうえで最終決定する方針。
裁判員裁判で、検察側が控訴するのは初めてとなる。
(07/03 00:48)