時効成立後“自分が刺した”
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時効成立後“自分が刺した”

7月1日 15時3分

15年前、大阪・西成区で看護師の女性が刃物で刺され、大けがをした事件で、時効が成立したあとの先月下旬、東京の60歳の男が警察の事情聴取に対して「自分が刺した」と、事件へのかかわりを認めたことがわかりました。時効によって刑事責任は問えませんが、警察は、事件の処理のため書類を検察庁に送ることにしています。

この事件は平成7年1月、大阪・西成区のJR新今宮駅前で、近くの病院に勤めていた49歳の看護師の女性が男に刃物で刺されて大けがをしたものです。警察はことし1月、時効の直前になって、犯人の遺留品から、以前大阪に住んでいた60歳の男の指紋が検出されたため行方を捜査していましたが、見つからないまま時効が成立していました。警察によりますと、先月下旬になって男が東京都内にいることがわかり、警察が任意で事情を聴いたところ、男は「自分が刺した」と事件へのかかわりを認めたということです。男は、女性と面識はなかったものの、「勤務先の病院とトラブルがあった」と話したということです。すでに時効が成立しているため刑事責任は問えませんが、警察は、事件の処理のためいきさつを書いた書類を検察庁に送ることにしています。