警視庁 防犯カメラ車両を導入
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警視庁 防犯カメラ車両を導入

7月2日 18時32分

ひったくりなど街頭での犯罪が多発する地区で効果的に防犯活動をするため、警視庁は、移動式の防犯カメラ12台を搭載した車両を新たに導入しました。移動式の防犯カメラの導入は、全国の警察で初めてで、警視庁は、今月から犯罪が多い地域での運用を始めることにしています。

警視庁が新たに導入した移動式の防犯カメラの車両は、地上からの高さがおよそ7メートルまで伸びるポールに高解像度のカメラ1台と広い範囲が見られるドーム型のカメラ2台が設置されています。また、このほか燃料電池を使ったカメラも9台搭載されていて、車から150メートル以内の街路灯や電柱に取り付けると映像が無線で車両に送られます。車両のモニターでは、12台のカメラの映像を同時に確認することができ、必要に応じて衛星通信回線を通じて警察署などに送ることもできるということです。警視庁は、歌舞伎町や六本木など繁華街を中心に160台の防犯カメラを設置していますが、移動式の防犯カメラの導入は、全国の警察で初めてです。街頭での犯罪が多発する地区で効果的に防犯活動をするのがねらいで、警視庁は、車両に防犯カメラを運用していることを示す掲示をしてプライバシーに配慮しながら、今月13日からひったくりが多発している足立区の駅の周辺で運用を始めることにしています。