梅雨前線の影響で局地的に大雨が降っている鹿児島県霧島市で、濁流が道路にあふれ、消防の車を含めた7台が動けなくなりました。車に乗っていた人たちは全員救助されましたが、その後、道路は崩落し、一部の車はがけ下に転落しました。
3日午前5時前、霧島市国分重久で、地元の消防が、大雨による被害がないか巡回していたところ、濁流が道路にあふれて動けなくなっている乗用車6台を見つけました。現場では道路の一部が崩落し始めていましたが、消防隊員は、近くを通りかかった大型トラックの協力で、車に乗っていた6人を救助しました。このあと消防の車1台も濁流で立往生し、消防隊員などは一時現場を離れましたが、およそ2時間後に戻ったところ、道路は大きく崩落して、4台の乗用車ががけ下に転落していたということです。霧島市消防局の後庵博文局長は「もう少し救助が遅れていれば死傷者が出ていたと思う。けが人がなくほっとしている」と話していました。