大阪のキリスト教の教会に消火器を投げ込んだとして、29歳の無職の男が逮捕されました。男は、関西で70件以上相次いでいる教会を狙った同様の事件とのかかわりを認めているということで、警察は詳しい動機を調べています。
逮捕されたのは大阪・豊能町の無職、池田康政容疑者(29)です。警察の調べによりますと、池田容疑者は、ことし4月、大阪・旭区にあるキリスト教の教会に消火器を投げつけて玄関の扉を壊したとして器物損壊の疑いが持たれています。関西のプロテスタント系の教会では、おととし9月以降、大阪や兵庫を中心に消火器が投げ込まれる事件が相次ぎ、警察によりますと、池田容疑者は「一連の事件はすべて自分がやった」と供述しているということです。池田容疑者は以前、兵庫県内の教会に熱心に通っていて、被害を受けた教会の多くに「親族や友人に病気や事故などの不幸が続き、神に祈ったが止まらなかった。教会を攻撃すれば止めてくれると思った」などと書かれた匿名の手紙を送りつけていたということです。警察が事件に至った詳しい動機を調べています。