2010年 7月 4日
参院選投票まで1週間
参議院議員選挙の投票まであと1週間となりました。選挙戦最後の日曜日となった4日岡山香川の候補者も各地を回って懸命に支持を訴えています。先月24日に公示された今回の参院選は去年の政権交代後はじめて行われる本格的な国政選挙で、岡山・香川の選挙区には改選数1に対してそれぞれ3人が立候補しています。選挙期間中最後の日曜日となったきょう候補者は選挙カーで各地を回り、街頭で演説を行うなどしてそれぞれの政策を懸命に訴えていました。選挙戦では民主党政権の実績や菅新政権について有権者がどのような評価を下すのかが焦点となっていて、消費税率の引き上げをめぐる問題などを争点に、激しい舌戦が繰り広げられています。参院選の投票は今月11日に行われ、有権者の審判が下ります。

高松空襲から65年
7月4日は高松空襲の日です。1300人以上の命が奪われた空襲の体験を伝えていこうと高松市で空襲の跡を歩いて回る催しが行われました。この催しは毎年空襲のあった7月4日に行われていて、21回目。今年は約60人が参加し、高松市の中央公園から市民文化センターまで2キロほどの道のりを歩きました。65年前の7月4日未明高松市はアメリカ軍による焼夷弾の攻撃を受け、1359人が犠牲となりました。コースの途中空襲を体験した人が街が火の海となり、多くの遺体を目にしたことや戦火の中を逃げまわったことなど当時の様子を話すと、参加者はメモをとりながら熱心に聞いていました。主催者は戦争の遺跡がだんだん少なくなる中、こうした催しを通じて若い世代に空襲を体験した人の思いを伝えていきたいと話していました。

後楽園で観蓮節
ハスの開花を鑑賞する恒例の「観蓮節」が岡山市の後楽園で行われ、朝早くから大勢の人でにぎわいました。岡山市北区の後楽園には大名蓮や大賀蓮など4種類のハスが植えられています。ハスの開花に合わせ午前4時に開園し、県内外から約1700人が訪れました。観蓮節は今年で55回目を迎えますが、ハスの開花の時期が年々早まっているため、今回は例年より2週間早く実施したということです。ハスは早朝に花が開き日差しが強くなる昼前には花を閉じる習性があり、開花から4日目には散ってしまうといわれています。訪れた人たちはこの時期にしか見られない立派に花開くハスをカメラに収めていました。後楽園のハスは今月中旬まで楽しめるということです。

中元商戦ピーク
企業や官公庁で夏のボーナスが支給され、岡山・香川のデパートでは中元商戦がピークを迎えています。このうち高松市の高松三越では朝から大勢の買い物客が訪れ、商品を注文する窓口で一時70人待ちとなるなど混雑しました。店によりますと今年の人気商品トップはビールの詰め合わせで値段は3000円から5000円の商品がよく売れているということです。また香川県特産のうどんやそうめんも人気があるということです。景気は回復傾向にあるといわれていますが、消費者の節約傾向は続いていて、高松三越では今年の中元商戦の売上げを去年並みと見込んでいます。