福田洋平プロフィール
 18歳になって初めて履いた革靴の魅力に取りつかれ靴職人を志す。

英国 トレシャムインスティテュート(靴職業訓練学校)にて靴作りの基礎となる木型、デザイン、パターン、クリッキング、クロージング、セメンテッド製法からグッドイヤーウェルト製法まで授業を通して幅広く伝統的な靴作りの基礎を学ぶ。

ノーザンプトンの靴工場John Lobb Paris、Edward Green、Church’s、George Coxで修行を重ねる。 Shoe Museumで見た手製靴の完成度の高さに魅了され、John Lobb Londonの専属ビスポーク靴職人であるIan Wood氏に弟子入りし、イギリスの伝統技術であるHand Sewn Welted製法のノウハウを学ぶ。

Jason Amesbury氏、Tony Gaziano氏(旧Edward Greenビスポークマネージャー)より木型の指導を受ける。

学校在籍中に制作した靴が認められ、卒業後、ビスポークメーカーG.J.Cleverleyの専属靴職人として修理を始める。

修理で習得した技術が認められEdward Green、Gaziano&Garling、Foster&Sonのアウトワーカーとして靴の製作に携わる。

デザインのみならず、ラストメイキングから靴の仕上げに至るまでシューメイキングのすべての工程を行える日本で数少ないシューメーカーの一人。

2008年 Yohei Fukuda 設立
福田洋平氏からのメッセージ
 靴の歴史において最盛期であった1900年代初頭には大勢の靴職人が存在した。 手製靴が当たり前であった当時、職人達は技術を争い、伝統を守り、さらなる靴の未来への挑戦が続けられた時代である。
 靴の歴史において最盛期であった1900年代初頭には大勢の靴職人が存在した。 手製靴が当たり前であった当時、職人達は技術を争い、伝統を守り、さらなる靴の未来への挑戦が続けられた時代である。

その事実を靴の聖地であるイギリス ノーザンプトンにあるShoe Museum(靴の博物館)で知った。博物館には紀元前から現代に至るまでのありとあらゆる靴が展示されており、靴を始めたばかりの私は、今まで見たことのない完成度の高い靴に感動し鳥肌が立った。

 「伝統というのは前に進んでいるから、振り返って伝統になる。
先人が引いたレールの先をどれだけ延ばせるのか?」

そんな疑問から、靴作りの第一歩が始まりました。

 文明の進歩によって最新技術が取り入れられ、大量生産が進み工業製品に溢れた世の中、本来の靴のあり方が忘れられ、伝統までもが取り残されました。かつて機械のお手本は人の手であったように、本来の靴作りのあり方に習い伝統を守り、捻じ曲げられた先人のレールを出来る限り延ばしていきたいと思います。

原点に戻り100年以上変わらないスタイルでありながら、最もエレガントでクラシックなオックスフォード(内羽式)をご提案させて頂きます。

靴の材料、資材、道具等、世界各国から最高級の物を取り揃え、木型、スタイル、全てにこだわった HAND SEWN WELTED 製法による究極のマスターピースをご堪能下さい。
紳士革靴の究極のスタイルに出会って
私は約30年間に数多くの革靴に積極的に接してきました。それは紳士スタイルの装いの中でも靴は特に素晴らしい魅力を秘めた製品だと信じてきたからです。私はこれまでに、かの有名な革作りで知られるイギリスのシューメーカーたちとの交流のなかでオーダーメイドの靴を作ってみたり高級既成靴を履いたり、イタリアの芸術的な靴作りを見たり履いたり、まだ知られざるオーストラリアやハンガリーの靴などにも好奇心をそそられてきました。そして、ようやく最近になって「これこそは私の究極の靴だ・・・」と思える紳士革靴に幸運にも出会うことができました。まさにそれこそがY.FUKUDAの靴との出会いでした。

 私にとってY.FUKUDAの靴が理想の靴である理由は、簡単に述べるならば、FUKUDA氏の作る靴には工芸職人としての歴史的な背景の認識と靴作りへの情熱が一瞬にして靴の形からも感じとれ、しかも履けば履くほどに靴としての高度な履き心地を感じ取れたからです。

 最近になって靴作りが、かつてのように難解でコストが掛かるもの作りから、デザインバリエーションや、量産化が簡単になってきたことでも、本来の「リアルシューズ」であるべき条件が不透明な時代になったと感じていました。さらに一般的な靴の価値観としてはブランドメーカーの存在があり、トレンド的にラグジュアリーと呼ばれる靴は、むしろ宗教的な意味合いすら感じます。つまり、豪華な演出やパッケージングに少なからず影響を受けて、革靴本来の意味が明確ではないからです。Y.FUKUDAの靴は、むしろデザインが良いとか、素材が高級だとか、楽な履き心地といった一般的な価値基準をはるかに超越した次元での、履く人すべてに本来のリアルシューズを感じ取って頂ける秀逸な紳士革靴だと思います。
リアルシューズとは
本来の構造のしっかりとした革靴は、いくつかの材質の異なる革素材を合体させて、高級な履き心地を人間の自然な歩行で靴全体を経年変化させながら、その人の足の動きに合わせていきます。つまり一定の歩行性を靴自体が実現させてくれるのです。

 現在、一般市場で売られている革靴のほとんどが、履き心地の楽な靴、素材が高級なもの、デザインが斬新なものですが、革靴のリアルシューズとはそうした条件は当たり前で、むしろ姿勢を保ちながら、強制的に正しい歩行に導く革靴を意味しています。そして、そのリアルシューズを作る技術は、ここ数年で木型開発の進化や、靴底の構造、ヒールの形状などの複雑な技術が、すべて整ってこそ実現できるわけです。

 たぶん、Y.FUKUDAの靴を履いて頂ければ、リアルシューズの真実を感じ取って頂けることでしょう。最後になりますが、FUKUDA氏の靴の素材も含め構造物は、オリジナルにこだわり英国製の部材も多く使われていて、あらゆる意味からも最高級の某有名ブランドの靴以上のクオリティーだと私は確信致します。

嗜好品研究家 井伊 正紀
コレクション
● Classic Collection
Coabal (コバルト) Foliage (フォリッジ) Jesper (ジェスパー) Willow (ウィロー)
Coabal
(コバルト)
Foliage
(フォリッジ)
Jesper
(ジェスパー)
Willow
(ウィロー)
Reed (リード)      
Reed
(リード)
     
● Heritage Collection
Teal (ティール) Celeste (セレスト) Guethe (ゲーテ) Ebony (エボニー)
Teal
(ティール)
Celeste
(セレスト)
Guethe
(ゲーテ)
Ebony
(エボニー)
● オーダー例
Celeste (セレスト)      
Celeste
(ビジューワタナベ
オリジナルカラー)
     
特長
・Twisted Last
(ツイステッド ラスト / 木型のねじれ) 
Twisted Last(ツイステッド ラスト)(木型のねじれ) ツイステッド ラストは木型にねじれを入れる事により、歩行時の着地面を踵の外側と親指の付け根とする事により歩行を助け、ヴァンプに皺が入りにくくなるように設計されています。

足が平面ではないように木型も足に合うように立体的に釣り込まれ、ウェルトが縫い付けられています。

機械での製作が難しく使用される事のないラスト(木型)です。
・Insole(インソール / 中底)
Insole(インソール/中底) インソールは足の裏に合わせ丸みを持たせています。
(釣り込みの際使用した釘跡が残っています。)

機械で製作された靴はオールソールを2,3回するとインソールのリブが壊れてくるため、修理が 出来なくなってきますが手作業によるハンドソーンウェルテッド製法で作られた靴は同じ穴を使って修理をするので、より長くお履き頂けます。

イギリスでは、50年以上修理をしながら履き続けられている靴もあります。
・Chisel Toe(チゼル トゥ)
◆Chisel Toe(チゼル トゥ) 手作業によって削られたノミの様な形状のチゼルトゥはイギリスの伝統的なトゥシェイプです。

流行的にノーズ(捨て寸)を長くとらずに、不変的なエレガンス、クラシックを追求した形となっています。
・Edg(エッジ / コバ)
Edg(エッジ/コバ) エッジは防水効果を高めるために温められたコテを使ってワックスがすり込まれています。

また、手縫いによって縫われたソールは返りが良く、より防水効果を高めるために蝋引きした麻糸を使用しています。

アッパー部には型崩れを防ぐようにサイドライニング(芯)を入れいます。完成後も木型とアッパーをなじませるために一定期間、木型を入れたまま寝かせ、しっかりと形を整えていきます。
・Beveled Waist(ベヴェルド ウェスト)
◆Bveled Waist(ベヴェルド ウェスト) 絞り込まれたベヴェルドウェストはアーチライン(土踏まず)を足に合わせる事により、フィッティングを向上させています。

通常、 踵部にだけに入るスティフナー(芯)を踵からウェスト部分にかけ長く入れることによって、土踏まずをサポートします。

土踏まずが落ちてきている方にも、気持ちよくお履き頂けます。
(アーチ フィットと言われる、昔の技法を取り入れています。)
・Bottom(ボトム / 靴底)
Bottom(ボトム/靴底) 盛り上げられたベヴェルド ウェスト / フィドルウェストにより、足にかかる体重を支えています。

また、舟型になったボトムシェイプ(靴底)は振子の作用となっているので歩きやすくなっています。

お客様のご要望よりボトムの仕上げ(コバの出し具合、ヒールの高さや形、釘の打ち方、ボトムのスタイル等)をお選び頂けます。
・Heel Cup(ヒールカップ / 踵周り)
Heel Cup(ヒールカップ/踵周り) 日本人の足に合うように踵周りを小さめに設定しています。

トップライン(履き口)は踝の高さに合わせて外側を低く設定しています。また、足が左右対称ではない様にパターンも左右非対称に製作されています。
・Back Curveveled(バックカーブ)
Back Curveveled(バックカーブ) 踵からヒールラインを繋げる事により統一感をだし、エレガンス性を高めています。

ヒールはお客様のスタイルや雰囲気に合わせて形(スクエアヒール、ピッチドヒール)や高さをお選び頂けます。
製作行程
・Upper & Last(アッパー&ラスト)
Upper&Last(アッパー&ラスト) 靴の原型となるラスト(木型)とアッパーは、イギリス伝統技術によって製作されています。

一般的にはプラスチック製のラストが使用されていますが、作業をしやすいように木のラストを使用しています。
・Insole Making(インソール 製作)
Insole Making (インソール製作) インソール(中底)を木型に合わせて形をつけ、ウェルトを縫い付けるためのリブ(溝)を掘っていきます。

オール(専用工具)を使用し、均等に穴を空けていきます。

最終的な形を決めるインソールは特に時間を掛け丁寧に作っていきます。
・Toe Puff Making(トゥ パフの形成)
Toe Puff Making (トゥ パフの形成) 最終的な形をイメージしながらナイフ、木ヤスリ等を使い、どの角度からもエレガントに見えるトゥシェイプ(爪先の形)となるように、トゥパフを形成していきます。

必要な部分は強さを持たせ、余分な部分は削ぎ落としていきます。
・Lasting(ラスティング / 釣り込み)
Lasting (ラスティング/釣り込み) アッパーとライニングの間にスティフナー(踵の芯)サイドライニング、トゥパフ(爪先の芯)を入れ、全体のバランスを確認しながらアッパーをラスティングピンサー(専用工具)で釣り釣り込んでいきます。

この段階でアッパーが立体的になります。
・Welting(ウェルティング / すくい縫い)
Welting (ウェルティング/すくい縫い) 麻糸に蝋を引きウェルティング用の糸を縒って作り、オール(専用工具)でインソール(中底)、アッパー、ウェルト(細革)を同時に縫い付けていきます。

インソールにそって流れるように丁寧に力強く縫い付けることによって、靴の耐久性を高めます。
Hand Sewn Welted(ハンドソーン ウェルテッド)
Hand Sewn Welted (ハンドソーンウェルテッド) ウェルティング完了

余分な革を削ぎ落とし、土踏まずを支えるシャンク、クッション性を高めるフィラーを入れていきます。

最終的な形を考えながら、ウェルトを整えていきます。
・Sole Stitching (ソール スティッチング / 出し縫い)
Heel Cup(ヒールカップ/踵周り) 前日から用意しておいたソールを加工し、貼り付け、余分な革をナイフで切り落とします。

麻糸に蝋を引きソールステッチング用の糸を縒って作り、ソールにチャネル(溝)を掘ります。

ファッジ ウィール(専用工具)でコバに跡を付け、オール(専用工具)で穴を空けながら1針、1針縫っていきます。
・Wheeling(ウィーリング)
Wheeling (ウィーリング) ソールステッチ完了後、チャネル(溝)を塞ぎ、コバ、エッジを整え、温めたファッジウィール(専用工具)をコバに当てていきます。

その後、革を1枚、1枚積み上げ、靴に合わせてヒールを作っていきます。
Finishing(フィニッシング)
Finishing (フィニッシング) 木ヤスリ、ガラス、紙ヤスリを使用しエッジ、ヒールを整えます。

インクを塗り、コテを温め、フィニッシング作業を行います。

フィニッシング完了後、形を形成する為に靴をラストの中に入れたまま、約3週間、靴を寝かします。
lishing(ポリッシング / 靴磨き)
Polishing (ポリッシング/靴磨き) 最後に木型を抜き、中敷を入れ靴紐を通します。

アッパーを靴クリーム、ワックス、水、アルコールを使って磨いていきます。
(革の中に栄養分を浸透させるため、1週間ほどかけて磨きます。)

検品後、靴の出来上がりとなります。
革の種類
● Upper Leather(甲材料)
  全9色 イタリア製(在庫状況により異なります。店頭でご確認下さい。)

Eternal Calf(エターナルカーフ)
・Light Brown(ライトブラウン)
・Burgundy(バーガンディー)
・Dark Brown(ダークブラウン)
・Black(ブラック)

Victorian Calf(ヴィクトリアンカーフ)
・Light Brown Antique(ライトブラウン アンティーク)
・Burgundy Antique(バーガンディー アンティーク)
・Brown Antique(ブラウン アンティーク)
・Dark Brown Antique(ダークブラウン アンティーク)
・Black Antique(ブラック アンティーク)

Bottom Leather(底材料)
 英国 Barker社 オークバーク レザー


Crocodile(クロコダイル)
全47種類 イタリア製(価格、詳細は店頭でご確認下さい。)
コレクション
それぞれの仕様の中よりご自由にお選びいただけます
◆Welt
Close Welt Normal Welt Wide Welt  
Close Welt Normal Welt Wide Welt  
◆Shape of Waist
Teal (ティール) Bevelled Waist Fiddle Waist  
  Bevelled Waist Fiddle Waist  
◆Heel Samples
Blind Heel with 1/4 Rubber tips Heel(4Nails) with 1/4 Rubber tips Heel(Fancy Nails) with 1/4 Rubber tips Leather Heel with protecting nails
Blind Heel with
1/4 Rubber tips
Heel(4Nails) with
1/4 Rubber tips
Heel(Fancy Nails) with
1/4 Rubber tips
Leather Heel with
protecting nails
◆Toe
Normal 1Row of Brads at Toe 2Row of Brads at Toe Vintage Steel at Toe
Normal 1Row of Brads
at Toe
2Row of Brads
at Toe
Vintage Steel
at Toe
◆Bottom Design
Normal Half V Paint Half Round Paint All Paint
Normal Half V Paint Half Round Paint All Paint
◆Heel Pitch
11/8"(29mm) Heel 11/4"(32mm) Heel Pitched Heel Square Heel
11/8"(29mm) Heel 11/4"(32mm) Heel Pitched Heel Square Heel
価格表
価格
Classic Collection 273,000円(税込)
Heritage Collection 294,000円(税込)
(靴箱、専用シューツリー、シューバッグ、ポリッシングクロス、靴クリーム、ワックス、換え用靴紐が付属で付きます)

オプション追加料金
トゥ 釘打ち 1列(真鍮) +2,100円(税込)
トゥ 釘打ち 2列(真鍮) +3,150円(税込)
トゥ ヴィンテージ スティール +4,200円(税込)
ヒールの高さ(32mm) +3,150円(税込)
※ その他仕様は応相談

修理
トゥの補修 5,250円(税込)
トップリフトの交換 4,200円(税込)
オール ソール(自社フルハンドによる) 42,000円(税込)
リウェルト 52,500円(税込)
完成までの流れ
製作期間:約3ヶ月(オーダー状況により異なります。)

【ご予約】
当店にご連絡頂きYohei Fukuda氏のアポイントをお申し付け下さい。
靴のサンプル、フィッティングサンプル(試し履き用の靴)をご用意いたします。
【コミュニケーション】
お客様のサイズを計測し、フィッティング サンプルをお試し頂きます。
会話を通しサンプルの中から靴のモデル、素材、色、仕様などをお選び頂きます。
【革の裁断・アッパーの製作】
革の断裁、縫製を行い、アッパーを製作します。
【底付け】
お客様のご要望にあわせ、底付けを致します。
【底付け】
木型とアッパーをなじませるために一定期間ねかせ、しっかりと形を整えます。
【仕上げ】
寝かし終えた靴を磨き、艶や栄養を与えます。
【完成】
付属のシューツリー、シューバッグに入れ商品の完成となります。
完成後、ご連絡いたします。
【お渡し】
当店にて靴をお渡しいたします。
 
お問い合せ
ビジューワタナベ・白金台オルロジュリ
〒108-0071 東京都港区白金台3-17-5 間中ビル1F
TEL:03-3441-2237 FAX:03-3280-5176
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※水曜が祝祭日の場合、営業致します。
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