白鵬ら賭博関与者が謝罪

　野球賭博に関与した者や、花札など軽微な賭け事を申告した横綱・白鵬関らの名前が４日発表され、評議員会後の記者会見で一斉に謝罪した。

　当初は名古屋場所を謹慎させる者以外の公表は野球賭博関与者に限定するとしていた。方針転換に、特別調査委員会の村上泰弁護士は「社会からの逆風が非常に強く、このままでは名古屋場所が開催できないと判断した」と説明した。

　関係者によると、名前公表に、評議員会で「正直者がばかを見る」「ほかにも申告していない人間がいるだろう」などの反対意見も出たという。

　二転三転の対応に、武蔵川理事長は記者会見で「正直に申告した力士らに対して重く責任を感じた。あるものは全部出すという思いだ」と話した。