首相“ねじれでは物事決まらず”
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首相“ねじれでは物事決まらず”

7月2日 18時32分

菅総理大臣は、福井市で街頭演説し、「野党が躍進するような結果になったら、また参議院がねじれ構造になり、物事が決まらなくなる」と述べ、与党で過半数の議席を獲得し、安定した政権運営を実現したいという考えを示しました。

この中で菅総理大臣は、消費税率の引き上げをめぐる超党派の協議を呼びかけていることについて「財政が破たんすれば、まじめに生活している人たちの社会保障が破壊される。そうしないために、選挙が終わったあと与野党を超えて話し合いをしようと申し上げている」と述べました。そして、菅総理大臣は「借金をこれ以上増やさないための話し合いをしようとしたら、自分は知らないと、こんな無責任な政党に、いつの間に自民党や公明党はなってしまったのか。悪いのはどちらという話を超えて、政権交代した今だからこそ、先を見通した相談を始めたい」と述べ、自民党などに対し、超党派の協議に応じるよう重ねて求めました。そのうえで菅総理大臣は「野党が躍進するような結果になったら、また参議院がねじれ構造になり、物事が決まらなくなる。日本は失われた20年を25年、30年に延ばしてしまうことになる」と述べ、与党で過半数の議席を獲得し、安定した政権運営を実現したいという考えを示しました。