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賭博問題で激震の日本相撲協会が3日、名古屋市内で緊急の幹部会を開催した。武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)以下、すべての理事、副理事、役員待遇の親方が出席。4日に同市内で開く注目の臨時理事会と評議員会で大嶽親方(元関脇・貴闘力)と大関・琴光喜(34)=佐渡ケ嶽=にいずれも解雇以上の処分を下すことを確認したとみられる。一連の野球賭博問題で、協会がようやくひとつのケジメを付ける。
緊急幹部会は午後2時過ぎ、愛知県体育館で開始した。出席者は協会側はすべての理事、副理事、役員待遇の親方17人。外部からは特別調査委員会の座長で外部理事の伊藤滋氏と弁護士の望月浩一郎委員が参加した。
通常、協会は定例の理事会を開催する前日に執行部が議題をまとめる会合を開く。今回の幹部会もこれに該当するが、全幹部が出席するのは極めて異例。事実上の理事会とも言える会議の中身は4日の臨時理事会で決める議題の土台作りだった。
約3時間の話し合いは、伊藤座長らが2日の特別調査委員会の勧告を報告。名古屋場所を謹慎しながら同委員会から謝罪を求められた武蔵川理事長の初日に館内での謝罪や理事長代行に外部理事の村山弘義氏を指名することなど「だいたいの勧告を受け入れた」とある幹部は明かした。続けて「処分の話もした」と別の理事。大嶽親方、琴光喜を解雇以上、時津風親方は主任から平年寄に降格して5年間据え置くという厳罰を確認した模様だ。大嶽部屋は部屋の閉鎖も浮上していたが、弟子への配慮から協会へ提出していた二子山親方(元十両・大竜)の「大嶽」への名跡変更を認め、部屋は存続することが濃厚だ。
また、4人の理事を含む11人もの親方が謹慎となるため「空いてしまう職務の分担も話し合った」と別の幹部。中でも九重審判部長(元横綱・千代の富士)の代行には同じ高砂一門の中村副理事(元関脇・富士桜)が務めることが決定した。
会合後、武蔵川理事長は「明日になれば分かる」と沈黙を貫いた。夏場所中に野球賭博問題が発生してから約1か月半。大嶽親方、琴光喜への厳罰で4日は最初の大きな山場を迎える。
(2010年7月4日06時03分 スポーツ報知)
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