武蔵川理事長がファンへの直接謝罪を…特別調査委員会

　賭博問題を調査する日本相撲協会の特別調査委員会の伊藤滋座長（早稲田大学特命教授）は２日、名古屋場所（１１日初日・愛知県体育館）を謹慎する武蔵川理事長（元横綱三重ノ海）について「理事長がきちっと姿を出して、おわびしていただきたい」と話し、初日に何らかの形でファンへの直接謝罪を要請することを明らかにした。

　これを初日恒例の「協会あいさつ」とするかどうかは言明しなかった。

　４日の臨時理事会で正式決定する理事長代行には村山弘義外部理事（元東京高検検事長）の就任が内定している。伊藤座長は「（幕内優勝力士に）天皇賜杯を渡したり、１８日の理事会の運営をしたり、それ（謝罪）以外の定例行事は代行にやっていただきたい」と職務について言及した。