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関係者に安堵感 日向移動制限解除

(2010年7月4日付)

 日向市での口蹄疫発生に伴う家畜の移動・搬出制限区域(発生農場から半径10、10〜20キロ)は3日解除され、関係者にひとまず安堵(あんど)感が漂った。市対策本部によると、南日本ハム(同市財光寺)は4日午後から出荷受け入れを再開する。

 市対策本部長の黒木健二市長はこの日、ワクチン接種を受けた農家と市内で意見交換。「子ども同様にかわいがってきた家畜を殺処分され、筆舌に尽くしがたい思いが交錯したと思う。同意をいただき心から感謝している」とねぎらいの言葉をかけた。

 出席した農家約50人からは「(日向市の)制限区域が解除されても市南部に牛はおらん」「もう少し農家のことを考えて」などの意見が出された。

 制限区域解除に伴い、市内公共施設のほとんどが同日、休館措置を解除した。市立図書館には開館を待ちわびた多くの市民が訪れ、職員が対応に追われていた。市文化交流センターにも早速、予約や問い合わせがあったという。

 日向文化振興事業団の鳥越勉事務局長は「休館で収益は減ったが、開館できたことは喜ばしい。終息後は市全体を盛り上げられるよう頑張っていきたい」と話した。