2010年01月20日

飲み会で 小笠原の話で盛り上がる

75a9bbfa.jpg今日、大井競馬場でユキチャンの撮影をしに行き、その後、友人たちと共に大森で飲み屋に行っていました。競馬の仲間で飲み会だと、ほとんどが競馬の話になるんですけどねー。
そんで、競馬にはまったく関係のない、いつの間にやら小笠原(写真)の話になってしまったのです。全体で14人、うち小笠原へ行ったことがある人は私を含めて3人、私以外の人は「おがさわら丸」で、私は太平洋フェリーの「いしかり」です。その3人で小笠原の話で盛り上がりました。

まず、帰りの島民の見送りは泣けるねーと。「おがさわら丸」が父島を出港するとき、必ず島民たちが見送りに来てくれます。ダイバーの船が追っかけたりと、とにかくすごいとか、印象に残るようです。「おがさわら丸」ではない私の場合はお世話になった漁船たちやダイバーの船がしばらく追っかけてましたね。「おがさわら丸」の出港より派手ではないでしょうが、とても印象に残ります。
そして、3人とも共通するのは「大時化」の経験あり。通常25時間かかるところ、なんとそのうちの1人が32時間もかかったそうです。私の場合は28時間、もう1人は遅れたかどうかわかりませんが、父島を出港した後、みんなすぐに横になってしまったそうです。私のところも出港後、しばらく経ってから揺れだしましたが、「おがさわら丸」とは違い、すぐに横になるのではなく、エントランスで過ごしていた人が多数存在していました。これって、船に慣れている人の率が違うからかな?(「おがさわら丸」の方が船に慣れている人が多いということ)
どれもグロッキー状態の人が多数存在、小笠原までの道のりはかなり過酷なものです。

でも、これが小笠原のいいところではないでしょうか? と、私は思ってしまいます。
もし飛行機という早くて楽な乗り物があったら、観光客は増えるでしょうが、逆に島を荒らされてしまいそうで心配になります。また、父島の地形上、空港を作るのがとても難しく、もし作るのであれば環境を破壊しなければなりません。
交通手段が船しかないからこそ、小笠原の自然をできるだけ維持することができるのではないかと思います。
一番多い日(年末年始の日、船が2、3隻あり)に訪れたのに人が少ない、ゴミも少ない、自然にとってやさしいです。

今年、小笠原諸島は世界遺産登録の推薦をされました。
海の自然を愛するダイバーたちの話によれば、小笠原は世界の中でも最も交通手段んが難しい憧れの島だと聞いたことがあります。それほど素晴らしい島ですので、是非とも自然を守るためにも選ばれて欲しいです。

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この記事へのコメント

1. Posted by 住民の親族   2010年01月21日 12:57
いつも楽しく拝見しています

小笠原の空港についてですが住民でも意見が分かれますが、空港を望む人は多いですよ。週に1回ペースのおがさわら丸しかないのが、どんなに不便で苦しいか知っていますか?病気になったとき、本土の親戚に不幸があったとき等々あなたの働くスーパー、毎日物資が来るでしょう?小笠原は船が来たときだけですよ!

島はダイバーのためにあるのではありません。住民のためにあるものです。1回だけしか(しかも観光船)行っていないのに浅い発言はいくら個人の日記でもどうかと思います。住民の気持ちも考えていただければもっと素敵なブログになると思います。
2. Posted by RUMI   2010年01月21日 20:19
匿名さんの書き込みは表示しないようにしていますが、表示しておきます。

今回の場合は外部から見ての話しか書いていませんので、島民についての話はいっさい書いていません。以前、どこかで離島航路の大切さについてどこかで書かれていると思いますが、そちらをご覧になったことがありますでしょうか?
船しかない小笠原について、物が来ない、何かあったときに困るという欠点についてはご存知であります。そのため、速度の速いTSLを導入しようかと検討がありましたが、結局のところ、燃料費の問題などで断念しました。あそこに空港を作ろうかどうか、硫黄島経由で空港を作るかなど、いろいろと聞いてもいますが、自然が破壊される、地形的な問題で難しいなど、あまり話が進まないです。
現状では普通の船が1隻、本数も少なめで運航しています。できるだけ解決できるように、船を増やしたり、父島に滞在するのではなくすぐに出港すればいいのではないかと思いますが、増やせば増やすほど赤字が増え、大変、厳しくなります。その赤字を誰が負担するのでしょうか?
最も理想なのは、エコで速い船があればと思うのですが・・・。
私が空港建設に反対するのは、小笠原の自然を破壊したくないからです。建設によって破壊されるだけではない、船しかないからこそ、ゴミを勝手に捨てるような変な客が少ないというのもあります。

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