無題
- 俺の名はリヒター・ベルモンド。代々吸血鬼ドラキュラの退治を生業とするベルモンドの末裔だ。
俺は攫われた恋人、アネットを助け出すため、そして復活を果たしたドラキュラを再び退治するため、悪魔城へと乗り込んだ。
だが、それは果たせなかった。ドラキュラを倒すことは愚か、アネットを助け出すことすら出来なかった。
俺が駆けつけたとき、アネットは既に人では無くなっていた。憎むべきドラキュラの手により、夜の住人、吸血鬼へと変貌していたのだ。
もう、彼女は戻ることはできない。そう思い知った俺はアネットに戦いを挑み…敗北した。
彼女は敗北し、動けなくなった俺を殺さなかった。俺はこの悪魔城に囚われた。
ベットに縛り付けられた俺は夜が訪れる度にアネットの手でときに辱められ、時に拷問され、そしてまた時に一方的に犯されるのだ。
・・・そしてまた、夜がやってくる。
アネットが俺のイチモツを頬張り、亀頭を舌で転がし、裏筋を舐め上げる。人間だった頃にはありえなかった、娼婦のごとき技。
俺の心とは裏腹に俺のイチモツは敏感に反応し、膨らんでいく。その事実がさらに俺を打ちのめす。
「今日は面白い趣向を用意したの」
俺のイチモツが限界まで膨張したとき、アネットは俺のイチモツを吐き出し、子供のように無邪気で、残酷な笑みを浮かべながら言った。
「入ってらっしゃい」
アネットの声と共に扉がきしみながら開き、一人の一糸纏わぬ姿の、美しい少女が入ってくる。
どうやらアネットの魔力に魅入られ、操られているらしい。若いというよりは幼いと言う形容詞が良く似合うその少女の青い瞳は、どんよりと濁っていた。
その少女に、いやその少女に宿る力に俺は驚いた。神の強い加護を受けたもののみが持つ、強く気高い、聖なる力。
代々退魔の一族として名をはせてきたベルモンド一族すらもしのぐ。とんでもない才能だ。
「流石はリヒターだわ。見ただけでわかるのね」
俺の驚愕の表情を見てアネットが笑みを浮かべながら言葉をつむぐ。
「可愛いでしょう?私、この子を私の“妹”にしようと思うの。そのためにはこの子も、夜の洗礼を受けなければならない。
けれど、この子は神様に愛されている。このままでは殺すことは出来ても仲間にすることはできないの。だから…ね」
そして、残酷な言葉を続ける。
「リヒター。貴方にはこの子を汚して欲しいの。この子の処女を奪って、綺麗な処女ま○こにくっさい精子を注ぎ込んであげて」
- 俺に、拒否権は無かった。
「さあ、マリア。リヒターにご奉仕なさい。その雌穴にぶっといち○ぽを突っ込んでもらうのよ」
「は…い…」
感情の消えた、抑揚の無い声で少女は頷き、俺に近づいてくる。またがり、俺のイチモツに毛も生えていない自らの秘所をこすり付ける。
そのすべすべとした感触に俺はうめき声を上げる。その次の瞬間、裂ける音を立てながら俺のイチモツが少女の穴に飲み込まれた。
穴から止め処なく純潔をあらわす破瓜の血が流れ、少女は苦痛に顔をゆがめる。
アネットは少女の秘所に血のように赤い舌を這わせ、大理石のように白い喉を動かして処女の破瓜の血を飲み下す。
そして興奮した口調で少女に語りかけた。
「さあ、動きなさい。奥にだしてもらうまでやめちゃ駄目よ」
その言葉に少女はギチギチに締め付けながら上下に腰を動かす。夜の住人の一員となったアネットの怪しく包み込むような感触はなく、ただ、きつい。
ほとんど濡れていない肉壁にこすられ、俺のイチモツに痛みが走る。少女の方はもっと痛いはずだ。だが、アネットの魔力に囚われた少女はひたすらに命令を果たすべく動き続ける。
やがて、俺のイチモツが苦痛が薄れ、快楽を感じ始める。今までに幾度となく繰り返されてきたアネットの辱めに慣らされた俺の身体はいつしか苦痛をも快楽へと変えるようになっていた。
そして、俺は圧倒的な射精感と共に、少女の中へ自らの欲望を吐き出した。その瞬間、アネットの差し金だろう。少女の目に理性の光と涙が浮かんだ。
「痛い!な、なんなのこれ!?」
少女が悲鳴を上げる。それと共に少女を守っていた聖なる加護が薄れていくのを、俺は感じた。
「マリア…さあ、こっちへいらっしゃい…」
熱い吐息を含んだ声で、アネットが少女の耳元に口を寄せて囁きかける。そして舐めるように首筋へと口を持っていき、その白い牙をつきたてる。
「お姉ちゃん…なんで…」
涙を浮かべながら少女がアネットに問う。それと同時に俺を締め付けていた秘所が急速に潤いだした。血を吸われ、感じているのだ。
そして、少女は俺の目の前で生まれ変わる。1人の人間から、1匹の夜の一族へと。
サファイアのように青い瞳がルビーのように赤い瞳へと変わっていく。
磨き上げられた美しい肌が血の気を失い、アネットと同じ、透き通るような蒼白い色へと変わっていく。
そして、恐怖と混乱に歪んだ顔が歓喜と快楽、そして狂気を孕んだ表情を浮かべた。
少女、否、吸血鬼マリアが俺のイチモツからはなれる。その秘所からは赤と白の交じり合った液体が零れ落ちた。
そのマリアをアネットの眷属であるコウモリたちが覆う。コウモリたちは姿を変え、マリアの衣装へと変貌した。
一糸纏わぬよりも更に扇情的な、その衣装は少女に倒錯的な美しさを与えていた。その姿にアネットは頷き、言う。
「綺麗よ…マリア」
そして俺の方を向いて、更に続ける。
「リヒター。私ね、ドラキュラ様の力を貴方に分け与えようと思っていたの。同じ、夜の眷属になって永遠に一緒にいるために。
でもね、あなたがこの子を犯していたときの、苦痛と絶望の表情、とっても可愛かったわ。だからね…」
そして、アネットは、残酷な宣言をする。
「永遠に、生かし続けてあげる。夜の眷属としてではなく、人のままで。狂うこともできないようにして。そしてあなたは、永遠に私のペットよ」