21日に東京・後楽園ホールで行われたボクシングの日本ミニマム級王座決定戦で10回KO負けした辻昌建選手(帝拳)が24日、入院先の都内病院で死去した。30歳だった。辻選手は21日夜の試合後、意識不明となって病院に搬送。急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けたが、意識不明の状態が続いていた。1952年に日本ボクシングコミッションが設立されて以来、試合中のダメージにより死去したボクサーは35人目となった。
辻選手は広島県出身で、02年プロデビュー。戦績12勝(3KO)2敗2分けで日本同級1位だった。東京都港区の増上寺で、通夜が25日午後6時から、告別式が26日同1時から行われる。