(CNN) 米メキシコ湾で原油の流出が続く中、オバマ大統領がゴルフをしたことなどに対して野党共和党関係者が非難の声を上げた。
これに対してホワイトハウスのバートン副報道官は21日、「大統領が少しばかり気晴らしの時間を持ってはいけないと思う人などこの国にはいないはずだ」と反論している。
共和党全国委員長のマイケル・スティール氏は、20日に発表した声明で、大統領が同日ゴルフをしたことや18日に野球を観戦したこと、今月上旬にホワイトハウスで元ビートルズのポール・マッカートニーのコンサートを開いたことなどをやり玉に挙げ、「この問題が解決するまで、ゴルフも野球もビートルズのコンサートもやめていただきたい。自らの責務とわれわれが直面している課題に対するオバマ大統領の怠慢さのつけはあまりに大きい」とかみついた。
これに対してバートン副報道官は、「大統領はBPに被害補償のための200億ドルを拠出させる歴史的合意を取り付け、ホワイトハウスでのロビー活動と倫理規定を強化し、オハイオ州へ行って景気対策について演説するなどあらゆる課題に取り組んでいる」と強調、「父の日の週末に少しばかり自分の時間を取ることは、きっとわれわれ米国民のためになるはずだ」と擁護した。