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三崎事件再審請求で有力物証の血液型鑑定結果は覆らず/横浜地裁

2010年7月2日

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 1971年に三崎市で親子3人が殺された「三崎事件」について、再審請求を受けて横浜地裁横須賀支部が実施していたDNA鑑定で、「血痕は元死刑囚のものではない」という結果が出たことが、2日に分かった。判決で「有力な物証」としていた血液型鑑定の結果は覆らなかったが、弁護団は、判決を支える証拠を崩す新証拠を強調して再審につなげたいという。

 鑑定された血痕は、荒井元死刑囚の車のトランクから発見された道具袋に付着。血液型鑑定で被害者の1人と一致したが、弁護団は「血痕は、事件以前に荒井元死刑囚が指をけがした際に付いた」として精度が高いとされるDNA鑑定を求めていた。

 鑑定した神奈川歯科大の山田良広教授(法医学)によると、全国の警察で一般的に使われている「STR法」に加えて、ミトコンドリアゲノムの解析も実施。鑑定書によると、血痕から複数のミトコンドリアDNAが認められたが、荒井元死刑囚のものは含まれていなかったという。


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