3人殺害の証拠、病死・死刑囚とDNA不一致
7月2日19時38分配信 読売新聞
神奈川県三浦市で1971年、食料品店主ら親子3人が殺害された「三崎事件」で、昨年9月に病死した荒井政男・元死刑囚(当時82歳)の車で見つかった大工道具袋の血痕が、DNA鑑定の結果、元死刑囚のものと一致しなかったことが2日、分かった。
確定判決では、道具袋の血痕の血液型が店主のものと一致したことを有罪の証拠の一つとしたが、荒井元死刑囚は「血痕は自分のもの」と主張。再審を請求している弁護団は、横浜地裁横須賀支部(忠鉢孝史裁判長)に鑑定を要請したが、主張は裏付けられなかった。
弁護団の青木孝弁護士は「我々の主張と違う結果だが、DNA型は3種類出ており、確定判決の『父親(店主)1人の血痕』との認定も崩れた。結果的に判決の証拠の一角を崩した」と話した。弁護団は、引き続き再審開始を目指す方針だ。鑑定は、同支部が神奈川歯科大(横須賀市)の山田良広教授(法医学)に依頼した。
確定判決では、道具袋の血痕の血液型が店主のものと一致したことを有罪の証拠の一つとしたが、荒井元死刑囚は「血痕は自分のもの」と主張。再審を請求している弁護団は、横浜地裁横須賀支部(忠鉢孝史裁判長)に鑑定を要請したが、主張は裏付けられなかった。
弁護団の青木孝弁護士は「我々の主張と違う結果だが、DNA型は3種類出ており、確定判決の『父親(店主)1人の血痕』との認定も崩れた。結果的に判決の証拠の一角を崩した」と話した。弁護団は、引き続き再審開始を目指す方針だ。鑑定は、同支部が神奈川歯科大(横須賀市)の山田良広教授(法医学)に依頼した。
最終更新:7月2日19時38分
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